神崎アオイ「どちらが先に炭治郎を落とせるか勝負よ」栗花落カナヲ「え、ええっ!?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:23:53.26 ID:VhMZ4/6fO
「なるほど。話はわかりました」

消沈した私に代わって状況を説明したアオイの話を聞いて師範は全てを理解したらしい。

「カナヲ。あなたは恋敵を亡き者にしようと刀を抜いたわけではないのですね?」
「は、はい。私はただ乳房が憎くて……」
「そんなに焦らずとも大丈夫です。あなたもすぐに大きくなるから安心なさい」
「そ、それは本当ですか、師範!?」
「ええ。私もあなたくらいの頃は大きくはありませんでした。だから諦めず励みなさい」
「わ、わかりました!」

良かった。悪い鬼は去った。頑張ろう。

「しかし、いくら炭治郎くんを振り向かせたいとはいえ、このような手段は感心しませんね。むしろ彼のような純粋な少年には逆効果になるかも知れませんよ?」
「そ、それは真ですか、しのぶ様!?」
「十中八九、炭治郎くんは嫌がるでしょう。危うく好感度が下がるところでしたね」
「き、肝に銘じておきます……」

やんわりと暴走したアオイを嗜めてから、師範は威厳のある声で柱として助言を施した。

「愛とは目に見えぬものです」
「で、では、どうすればよいのですか!?」

アオイと一緒に私も師範に詰め寄り教えを授かろうと必死だった。そんな私たちの隙を。

パシンッ! パシンッ!

「きゃっ!?」
「あうっ!?」

音に遅れて痛みがきた。お尻を、叩かれた。

「これが本当の愛です」

師範。お言葉ですがそれは違うと思います。


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