神崎アオイ「どちらが先に炭治郎を落とせるか勝負よ」栗花落カナヲ「え、ええっ!?」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:12:59.96 ID:VhMZ4/6fO
「カナヲはどうやって落とすつもり?」
「お、落とすって、そんな……」
「受け身じゃあの鈍感は落とせないわよ」

不敵に笑うアオイに少しむっとして尋ねた。

「ア、アオイはどうするつもりなの?」
「わたくしはすでに彼と文通しています」
「え、ええっ!? ず、ずるい!!」

いつの間にそんな関係に。油断も隙もない。

「でも、状況は芳しくないのよ」
「へ? ど、どうして?」
「炭治郎はものすごく生真面目な人なので、基本的に仕事のことか、もしくは妹さんの近況しか書いてくれないの。もちろん蝶屋敷の皆のことも気にしてくれてはいるけれど、わたくし個人に対しては特に何も……」
「げ、元気出して」

がっくり肩を落としたアオイをなんとか励まそうとしたら、彼女は呆れたように笑って。

「人の心配よりも自分の心配をしたら?」
「うっ……!」
「カナヲは何か行動してる?」
「と、特に、何も……」
「駄目じゃないの! そんなことではあの鈍感は一生あなたの思いに気づかないわよ!」

返す言葉もなくて俯いた。恋って、難しい。


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