小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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328: ◆bhlju8wMK6[saga]
2025/09/01(月) 22:57:47.57 ID:oEqW1vd60

ルコア「……それでは僭越ながら、話を進めさせて頂くね」

ルコア「まず、昨日僕達は合流して話し合った結果、こちらの生きているトール君がこの並行世界にやって来た事には、二つの要因があると仮説を立てた」

トール「はい。その要因の一つ目が、私が元の世界で小林さんと喧嘩して
    『小林さんの顔なんて見たくない!』と強く思ってしまった事……でしたよね」ムグウ

ルコア「そう、力ある竜が強く願った事で、無意識に世界の壁を越える程の魔法を発現してしまったと。
    しかしそれならばと、今度はトール君が『元の世界に帰りたい』と強く願いながら試したものの、元の世界に帰る事は出来なかった」

トール「そこで二つ目の要因……、この世界側からも、この私を呼び込む様な力が働いていたのではないか。
    そしてそれにこの世界の私が関わっているのではないか?、と私達は推察した」

ルコア「ああ、そして僕達はこうしてこの世界のトール君を捜索して此処に辿り着いた――というのがここまでの経緯」

ルコア「……それで、どうかな? トールく……、ええと、この世界の方のトール君。心当たりは?」

トール’『……段々、呼び名がややこしくなって来たな……』

トール「仮の略称でも付けます? 私を“生きトール”、あなたの方を“亡くなっトール”とか」

トール’『いや、流石にそれは語感的にふざけすぎてないか!? 口にする度、ちょっと気まずいぞ!』ガビーン

トール「そうですか〜? 分かりやすさ重視だったんですが……。じゃあ、私を“メイドトール”、あなたを“霊トール”とかならどうですか?」

トール’『う、うむ、まあそれなら……いいだろう。……ええと、それで何だったか』

ルコア「うん、メイドトール君をこの世界に呼び込んだ要因について、心当たりはあるかい、霊トール君?」

小林(早速使いこなしている、適応力が高い……)




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