小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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332: ◆bhlju8wMK6[saga]
2025/09/01(月) 23:09:49.32 ID:oEqW1vd60

トール’『……別に、我の保護など考えなくとも良い。むしろ、此処で我を魂ごと滅してくれて構わない』

小林「っ!?」

エルマ「何を言うんだ、トールッ!」

トール’『――そちらのメイド?とやらの“我”が元の世界に帰るには、要因の解決が必要……。
     それはつまり、要因の大元である我が消滅する事でも果たせるはずだ。そうだろう?』

トール「っそれは――――」ギリッ

カンナ「トール様……? やだ……いやだ……」フルフル

トール’『悲しむな。我はもう、充分に満たされた。この世全てに絶望して独り燻っていた所で、最後に懐かしい顔が現れて、我の為に泣いてもくれた。
     それだけで嬉しくて、我の冷たくなった心臓に再び熱が宿った様だった……』

エルマ「トールッ…………」ギュッ

トール’『どうせこのまま引き延ばしても、遅かれ早かれ我は消滅する運命だ。ならばせめて、お前達の手で――』

エルマ「それ以上言うなっ、トール……っ!」ギュウウ
カンナ「やだよ、トールさま……!」ウルウル



小林(……駄目だ、そんなの駄目だ……! だったら……)グッ

小林「――だったら、私が神剣を抜く!」ザッ

トール「小林さん……っ!?」




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