528: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/24(木) 14:21:12.81 ID:ffPGApYk0
ライボルトが足回りの筋肉に“じゅうでん”を始める。
侑「1,2,3で同時に行くよ……!」
歩夢「うん! 行くよ、ラビフット!」
「ラビフッ!!!」
リフティングをしているラビフットの脚がメラメラと炎を宿す。
ダイヤ「ルビィ、来ますわよ!」
ルビィ「うん!」
相手方も迎え撃つ準備は万端のようだ。
侑「よし……! 行くよ、歩夢!」
歩夢「うん! いつでも!」
侑「1……2……3!! 行け! ライボルト!!」
「ライボッ!!!!」
歩夢「ラビフット!! “ブレイズキック”!!」
「ラビフットッ!!!!」
──ライボルトが充填した電気エネルギーを解放した“でんこうせっか”でヒトモシに向かって飛び出し、ラビフットが“ブレイズキック”で石に着火しながら、カリキリに向かって蹴り飛ばす。
ダイヤ「さあ、来なさい!!」
「カリキリ」
ルビィ「ヒトモシ! 行くよ!!」
「トモシッ!!!」
猛スピードで前進するライボルトと、それに並ぶように飛んでいく燃え盛る礫。
2つの攻撃が真っすぐ目の前の対象を捉えたその瞬間──ルビィさんの声。
ルビィ「“サイド──」
侑「“エレキボール”!!」
「ライボッ!!!」
ルビィ「──チェンジ”!! え!?」
ルビィさんが技の指示を出し切る前に、ライボルトが尻尾から“エレキボール”を放つ──背後のラビフットに向かって。
侑「歩夢!! 本命のボールはそっちっ!!!!」
歩夢「!! ラビフット!! 蹴り返して!!」
「!! ラビフット!!!!!!」
ラビフットが“エレキボール”を蹴り返すのと同時に──燃えた礫が急に上方向に軌道をずらし、ヒトモシの頭の上スレスレを通り抜けていく。
ダイヤ「なっ!?」
ルビィ「な、なんで!?」
驚きの声を上げる姉妹。
それもそのはず。最初から仲間と場所を入れ替える技──“サイドチェンジ”でヒトモシが“もらいび”で受け止めるつもりだったが、その受け止めるはずの炎の礫がヒトモシを避けるように天井に吸い寄せられていくからだ。
ダイヤ「っ!? “でんじふゆう”を使ったデコイ!?」
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