侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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534: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/24(木) 14:25:08.42 ID:ffPGApYk0

歩夢「侑ちゃん……!!」

侑「こっちはいいから!! 歩夢はダイヤさんとジャノビーに集中して!!」

歩夢「……っ! わ、わかった……!」


ルビィさんが侑ちゃんを遮ったように、こうなったらダイヤさんも私が侑ちゃんの加勢に行くことを許してはくれないだろう。


歩夢「やるしか……ない……」

ダイヤ「腹を括ったようですわね。さあ、どこからでもどうぞ」
 「ジャノ」


ただ、いざ相対したはいいけど──どうやって攻めればいいの……?


 「ラビ…」


ラビフットも困惑している。何せ、さっきのカリキリとの戦いでは、侑ちゃんの機転で突破出来たとはいえ、私たちはほとんど攻撃を有効に通せていなかった。

だから、頭を過ぎる……また、さっきみたいに捌かれてしまうんじゃないかという未来が。


ダイヤ「……警戒して来ませんか、なら──こちらから……!」
 「ノビー…!!」

歩夢「!」


ダイヤさんの指示で、ジャノビーが滑るようにして、こちらに向かって飛び出してきた。


歩夢「ラビフット! 走って!」
 「ラビフッ!!!」


それを見て、私はラビフットを走らせる。

ジムの外側を回るようにして走り出したラビフットを追って、ジャノビーが地を這う。


ダイヤ「逃げますか……。……いや」


私の逃げのように見える手は恐らくすぐに看破される。

でも、真っすぐ戦っても、さっきみたいにいなされるだけだ。

なら──


歩夢「走って! ラビフット!! 全速力で!!」
 「ラビフッ!!!」


スピードの戦いに持ち込む……!


ダイヤ「“ニトロチャージ”ですか……」


──そう、ラビフットはヒバニーのとき同様、走れば走るほど体に熱が蓄積されて加速していく。

いくらジャノビーが素早い身のこなしでも、極限まで速くなったラビフットには追い付けないはず……!


 「ラビビビビビ!!!!!」


侑ちゃんとルビィさんの戦いに巻き込まれない程度にフィールド上で円を描きながら加速するラビフット。

この調子で攪乱しながら、攻撃の機会を──


歩夢「あ、あれ……?」


気付くと、さっきまでラビフットと追いかけっこ状態だったジャノビーは、何故かフィールドのど真ん中で立ち尽くしていた。



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