14:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:36:44.56 ID:g2DVH8wF0
魚屋を出た瞬間、鼻につく魚の匂いが薄れていく。
それだけで、少し肩の力が抜けた。
そのまま商店街を歩いていき、最初に入ったのは八百屋さんだった。
「リンゴ、山形県産でお願いします」
はっきりした指定。思わず顔を見る。
「……あかりチャンから?」
「うん」
短いやり取り。
袋に入れられたリンゴが手渡されるのを見て、みくは小さく頷くだけだった。
次は和菓子屋。
豆大福とお団子。
(周子チャンかな……いや、菜帆チャンかも)
せんべいの専門店では歌舞伎揚げ。
袋が増えるたび、腕にかかる重みが確実に増していく。
(……芳乃チャン、だよね)
商店街を抜けて、車に戻る。
休む間もなく、また次のお店へ。
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