過去ログ - 【駒鳥の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【帰り道】
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25:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/09(土) 12:33:03.48 ID:vQzt6720
「おはよう、ゆっきー」

朝の通学路で、私は背後からクラスメイトに声をかけられた。

「ええ。おはようございます、オディール」

私は振り返りながら、声の主……フランス系の女学生、オディール・フォッセーへと挨拶を返す。
オディールは少し足早に歩き私の横に並んでから、大きく口を開けて大きな欠伸をした。

「まあ。女の子がそんな大口を開けてはいけませんわ」
「あら、それは御免あそばせ。ふぁぁ……」

オディールは冗談めかして丁寧にそう答えてから、大きな欠伸をもう1回。

「ずいぶんと眠そうですが……昨日は夜更かしでもしたのでしょうか?」
「ううん。9時には寝たんだけどね。どうもまだ眠くって」
「それは……いくらなんでも、寝すぎなのでは?」
「そうかしら?」

目をシパシパさせながら答えるオディールの姿に、私もつい苦笑いを浮かべてしまう。
この子は授業中にも寝てるし、その上、家に帰っても寝てるのでは、一体いつ起きているのかしら?
私のそんな想いを読み取ったのか、オディールは少し照れたような笑みを浮べた。

「でも、ほら。寝る子は育つ、って習ったしさ」
「ふふ……それでは貴女が大きく育って、身長が2メートルを超える日を楽しみにしていますわ」
「大きく育つのも考えものね。服のサイズ探すの大変そう」

オディールは電信柱のように大きくなった自分を想像してか、可笑しそうに目を細める。
それから一拍置いて、私の顔を覗き込むようにしてきた。
 


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