過去ログ - 【駒鳥の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【帰り道】
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/09(土) 12:33:44.27 ID:vQzt6720
「そうそう。服で思い出したんだけど、駅前にケーキ屋さんがオープンしたんだって。
放課後一緒に行かない?」
いくらなんでも、それは話の内容が飛躍しすぎているように感じる。
彼女の頭の中で、服とケーキ屋とがどういった繋がりをしたのかは分からない。
以下略
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2010/10/09(土) 12:34:22.42 ID:vQzt6720
寝ている事を隠す気が無いのが、かえって清々しい。
思わず枕の一つでも用意してあげたくなる。
それでも。
ふと思う。
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2010/10/09(土) 12:34:58.97 ID:vQzt6720
店の中は最近オープンしただけあって綺麗で、薄手のハードカバーのようなメニューも意匠がこらしてある。
私とオディールは、デザイン重視で座り心地が独特な椅子に腰掛けながら、ケーキが届くのを待っていた。
「やっぱり、いっぱい勉強した後は、頑張った頭脳に糖分のご褒美をあげなきゃ」
以下略
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/09(土) 12:35:35.48 ID:vQzt6720
「幸せそうって……ひょっとして、馬鹿にされてる?」
「い、いえ、決してそういう意味ではなく……」
ちょっと慌てた私を見て、オディールは今度は小さく肩を揺らして笑い始めた。
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2010/10/09(土) 12:36:56.79 ID:vQzt6720
そして、カップの底にわずかに残った紅茶が干上がり、話題も一通り尽きた頃。
「そろそろ帰らないといけない時間ね」
以下略
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2010/10/09(土) 12:37:57.65 ID:vQzt6720
それは私の思惑通りだったのか、20分ほど歩いた頃から、私は何も考えなくなってきていた。
ただ、歩くためだけに歩く。
これも、今日ケーキを食べた分のダイエットだと考えれば納得もいく。
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2010/10/09(土) 12:39:15.23 ID:vQzt6720
記憶の中では小さな子供だった人物が、いきなり高校生になって目の前に立つという不思議な感覚。
私が二の句を継げずにいると、薔薇水晶は小走りで私に近づいてきた。
「……ひさしぶり……」
以下略
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/09(土) 12:40:02.03 ID:vQzt6720
「それで、ばらしーちゃんは、またお父様の転勤でこの町に?」
「……ううん……」
今度は薔薇水晶の事を聞こうと尋ねてみると、彼女は小さく首を横に振り答えた。
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2010/10/09(土) 12:40:49.71 ID:vQzt6720
彼女のお誘いに、私は少し首を傾げながら答える。
「でも、もうそろそろお夕飯の準備の時間なのでは?
お邪魔してよろしいのでしょうか?」
以下略
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2010/10/09(土) 12:41:21.13 ID:vQzt6720
目の奥がちくりと痛み、視界もぼやけて見えにくい。
そして瞳が光に慣れるよりほんの少し早く。
「やあ、久しぶりだね。憶えているかな……君の父の友人だった、槐だ」
以下略
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/09(土) 12:43:27.86 ID:vQzt6720
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