過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
1- 20
881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/07(月) 08:19:58.95 ID:MkIBRDJ+P
一方(あンなもの、確実に不味いに決まってんだろ)

一方通行がそう思って、首元のスイッチに手を伸ばした時、巨人の三又鉾が地面へと振り下ろされた

白く半径40mは有ろうかという炎球、がその半径を保ったまま直線に変形し、地面に向かって伸びていく

その光線に対して、地上から天使のような翼をもった駆動鎧が飛び上がり、アメフトのラインマン宜しくスクラムを組むかのように翼を組み合わせ、地表への着弾を防ごうと試みる

スクラムと白線が衝突し、バチチチチ!!、と紫電の沸く様な音を立てながら異様な熱波が爆発するように拡散していく

斜めに攻撃を受け止めた為、地面に対して斜めに拡散した熱波は、半分は上空へ、もう半分はコンクリートとアスファルトそして金属に覆われた学園都市の地面へ向かう

膨大な熱量によって、晴れ渡っていた空には一瞬で巨大で分厚いキノコ雲が生まれ

地面に向かった熱波が音と共にアスファルトを溶かし、街灯を溶かし、車を溶かし、ビルを溶かし、そして人を溶かした

地面に500m程、直線状に溶解し発光した帯が生まれる

更にそれらの内、液化を介さず直接気体へと昇華した、学園都市を構成していたモノは、周囲の空気によって微小な個体となるように冷却され、吸いこむだけで有害な気体成分となる

未元物質の壁の影になっていた一方通行達がいる病院にもその熱波が、風と共に伝わってくる

麦野の原始崩しによる光線をそのまま巨大化したかのような光景に、言葉が無かった

一方「……なンつゥ馬鹿げた威力してやがる。打ち止め、コイツで口と鼻を塞いどけ」

打止「う、ぷぅ?!」

言って、彼はポケットから取り出したハンカチを打ち止めの口に押し当てた

フレンダ「ちょ、第一位?!」

打ち止めがハンカチを自らの手で押さえたのを確認して、駆け出した一方通行は屋上のフェンスを軽々と簡単に跳び越えた



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1215.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice