884:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/07(月) 08:23:01.04 ID:MkIBRDJ+P
垣根「ローマ新教皇の終末公言なんてことがありゃよ、近日中に人類は終わるかもしれませんなんて公言されればよ、仕方ないことかもしれねえ。だがやっぱこの国、一枚岩じゃないんだな」
垣根「大統領選挙にも大きく関与してくる宗教勢力、そして表面的には下火となってる様には見える人種差別、他にも色々だ」
垣根「お前という存在に気づいて、あらゆる責任を押し付け、そして打ち倒さんと協力を募って襲わんとする勢力なんかもある。ローマの教皇が言ったのは排外主義宣言だから、対立する分には問題ないかもしれねぇが、こうも分裂の要素が多いと、お前としても苦しいんじゃないのか?」
イェス(……本来の預言者イェスですらも、最終的には身内にたったの銀貨30枚程度で裏切られている。仕方ない事でもあり、対処できる)
垣根「どーだかな」
イェス(そして、私にも強力な協力者が出来るかも知れない。君も知る、幻想殺しがね)
垣根「えらく自信が有る様に喋るが、もう一度言わせて貰うぜ。どーだかな」
垣根「まぁんなことはどーだっていいんだ。つかよ、本当に来んのか? 俺は正直気付きやしねぇと思うぞ、あんなメッセージ方法」
口調を変えて、少し彼は軽く尋ねた
イェス(良いのだよ、来ないは来ないで。彼らの程度がわかるだろう? 私としては折角研究した成果に気付いてもらえなかったという事で、少しショックを受けるだろうがね)
垣根「凝り性も大変だな」
イェス(そう言うなよ。私は天草式の人間のレベルを把握する必要があるからね。彼らのレベルを把握した上でないと、私の有能な部下達に気付かれないように神裂火織を彼らに返す事なんて出来ない)
垣根「オイオイ、ちょっと待て、事が終わったら解放するってのは、非公式なやり方だったのか?」
イェス(当然だ。研究者や権力者達にとってあんな興味深い存在は無いだろう? 簡単には手放さないさ。彼らに極力干渉せずに、つまり私と言う存在を前面に出さずに、彼女を解放するにはそういう方法しかない)
垣根「ああ確かに、分からなくもねえな」
イェス(それ以前に、事が終わった後に我々が生き残っていなければならないという最大の問題が有るがね)
垣根「そりゃ、そうだな」
イェス(その為に私は今から姉上と、幻想殺しと会話をしてくる。相手が相手だから、そちらに集中することになるだろう)
垣根「……了解。天草式とやらとは、俺だけで話を付けようじゃねえか」
イェス(うん、頼んだよ)
話が終わって、彼はじっと目の前の惨殺死体を無表情に見つめる
一応の防衛手段が公開されているアメリカですら、その中心と言える場所ですら、人々は感情的になって、パニックになって、このザマなのだ
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