159:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/07(火) 21:41:19.29 ID:bErN0O.o
最近のノリが本編とずれてきててわろち
160:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/07(火) 23:12:03.81 ID:Rjdwjnwo
乙乙!
161:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/08(水) 00:10:16.18 ID:pZvCUEAO
乙乙乙!!
162:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/08(水) 16:01:46.47 ID:756jcgSO
自分用メモ しおり
――――――――――――――――――――――――――
ここまで読んだ
163:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/08(水) 23:17:51.65 ID:aFYzNAAO
凍て付く氷雪に覆われ、あらゆる存在を拒む建造物。
しずかは遂にそれを眼前に見据えるところまで来ていた。
しずか「…………」
164:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/08(水) 23:18:31.13 ID:aFYzNAAO
猫のようにしなやかな動作で塀から降り立つ。
ふと振り返り、足跡の心配をしたがそれは杞憂だと気付いた。
視覚されない。触る事すら出来ないしずかが唯一残した足跡は降り注ぐ雪に瞬く間に覆われてゆく。
少しだけ頬を緩めて歩きだそうとしたその瞬間、しずかの真横を赤い何かが通り抜ける。
165:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/08(水) 23:19:18.00 ID:aFYzNAAO
黒いスーツを身に纏った男は咥え煙草のまま降り注ぐ氷雪の中を悠然と歩いている。
三流ホストのような伸ばしっ放しの黒髪は片目を完全に覆っており、隠れていない右目は野獣のように鋭い。
後藤「……うん?」
166:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/08(水) 23:20:05.55 ID:aFYzNAAO
後藤「気のせい、だよなぁ?」
後藤は訝しげな目付きで辺りを見回した。その視線が通り過ぎる度、しずかの心臓は激しく暴れ狂う。
極寒の地のど真ん中にいるのにしずかのスーツの中の肌はぐっしょりと濡れていた。
167:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/08(水) 23:20:52.17 ID:aFYzNAAO
だが後藤の首から上がゆっくりとしずかの方へと向き始めた。
断腸の思いで神に祈るしずかだが、後藤の動きは止まらない。
後藤「お前もそう思うだろ?」
168:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/08(水) 23:21:51.31 ID:aFYzNAAO
しずか「──っ!」
しずかは閉ざした唇を強く噛んだ。
身体を縛り付けていた恐怖が一瞬だけ和らぐ。
だがしずかが後退ろうとしたその時、後藤は思いがけない行動に出た。
169:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/08(水) 23:22:45.26 ID:aFYzNAAO
後藤がおかしいなぁ、などと呟いている脇でしずかは手を合わせてひたすら祈った。
早く行け、足を止めるな、振り返るな。
呪詛の言葉のように心の中で呟き続けるしずかの思いが伝わったのか、後藤は振り向くことなく歩き始めた。
後藤「っかしーなぁ。俺もそろそろ年かぁ?」
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