607:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:20:30.24 ID:tyHtWWkAO
姫子を想うと今直ぐ加藤を殺してやりたい衝動に駆られる。
唯を想うと最善を追おうとする理性が働く。
しずか「何で……」
608:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:20:56.96 ID:tyHtWWkAO
加藤「…………」
加藤は口角を歪めて目を細め、舌を出して微笑んだ。
その醜悪な笑みはしずかには見えない。
それが滑稽に思えて加藤は更に顔を歪める。
609:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:21:24.58 ID:tyHtWWkAO
腕を震わせながら右手を上げる。
そして加藤は遂に口を開いた。
加藤「……すまなかったと思っています」
610:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:21:53.08 ID:tyHtWWkAO
加藤「どうすれば……。私は罪を償えるのでしょうか?」
そっと頭を後ろに逸らすと童顔の可愛らしい少女が加藤の視界に映った。
少女は固く結んだ唇を緩ませ、そっと目尻を下げて微笑む。
611:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:22:22.73 ID:tyHtWWkAO
しずかの頬に涙が伝い、加藤の額に落ちた。
しずか「女狐、人でなし、鬼畜生、好きなように呼んで良いよ。だって私は……」
加藤の視界からしずかの姿が消えた。
612:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:22:51.21 ID:tyHtWWkAO
しずか「姫子……」
しずかは変わり果てた姫子の横に座り込んだ。
そっと明るい髪の毛を撫でると姫子はびくりと跳ね上がった。
613:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:23:32.35 ID:tyHtWWkAO
高く塗り固めた壁が弱点となる事もある。
それは風使いの少女も雪の女王も同じだ。
或いはその強さこそが強者の唯一の弱点なのかもしれない。
しずか「我慢しないでね。これからはずっと一緒だよ?」
614:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:25:47.08 ID:tyHtWWkAO
しずか「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースにも休息は必要だ」
姫子「……何?」
そんなノリ
615:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:42:48.40 ID:v6vXpYmto
ここでしずかか
てっきりあずにゃんが来たと思ってた
616:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/06(日) 00:42:50.74 ID:++TGouM6o
やべぇ、しずかの「詐欺師だから」にシビれたwww
まさかこんなカッコ良くカムバックするなんて!!
作中二番目に好きなシーンになりそうwww
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