過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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334: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:09:39.07 ID:proJgmo0
所々にイルミネーションが施され、『HAPPY Xmas』の広告が目立つ学園都市。
サンタの格好をしたバイトが風船を配っていたり、ラッピングを頼む学生があちこちにみられる。
クリスマスイブまであと2日。

定番のクリスマスソングが何処からか聞こえてくる道を歩く番外個体は、ぶるりと身体を震わせた。
以下略



335: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:11:28.60 ID:proJgmo0

「たっだいみゃー」


浮つく様な番外個体の声と、彼女の足音と共に聞こえるずるずると何かを引きずるような音。
以下略



336: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:15:32.74 ID:proJgmo0
「よし、こんな感じかにゃーん?」

立ち膝で飾り付けをしていた番外個体が、終了の合図と共に華やかになったツリーを窓際に移動させる。
そんな彼女を眺めていた一方通行が何か足りないと思っていると、
以下略



337: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:17:23.94 ID:proJgmo0


番外個体がバイトに行ったあと、一方通行は頭を悩ませていた。
視界の隅にきらきら輝くツリーを感じつつ、
以下略



338: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:21:41.70 ID:proJgmo0
そんな事を考えつつ、視界に入ったのは自分の携帯。
実は以前麦野と番外個体の働く店に行ったとき、彼女から半ば押しつけられる様にアドレスと電話番号を貰っていたのだった。

女で、しかも番外個体とも仲の良い麦野。
彼女から何か聞けないだろうかと、あまり乗り気ではないのだが仕方なく電話する。
以下略



339: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:23:12.69 ID:proJgmo0

12月23日。
イブ前日で、日本では祝日とされるその日、学園都市では明日から一歩早い冬休みを迎える学生で溢れていた。
学園都市では終業式を終えて浮かれ気分でクリスマスプレゼントを購入、という流れが恒例となりつつある。
それは今年も例外でなく、ショッピングモールには制服姿の学生が多く見られる。
以下略



340: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:25:39.34 ID:proJgmo0

一方通行がいるショッピングモールは様々な年代を対象として作られているため、多様なショップが入っている。
そして番外個体のような年代をターゲットとしたショップというのは、

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341: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:28:58.92 ID:proJgmo0
店内での電話は良いものではないだろうから、声を潜めて応じる一方通行。
といっても最初に怒鳴り散らした時点で辺りからおかしな目で見られているのだが、


『お決まりの今大丈夫? って聞こうと思ったけど、忙しいの? ていうか、ひゃひゃ、頭が大丈夫?』
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342: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:33:27.99 ID:proJgmo0
すっかり暗くなった町並みを一方通行は歩いていく。
結局打ち止めにはポーチとマグカップの他に、小さな長靴に入った菓子を買った。
そして番外個体にはというと、

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343: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/23(木) 02:35:56.46 ID:proJgmo0


Viewpoint of UNKNOWN(a shriek , a cry , an ache)

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