過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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803:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:37:32.40 ID:kgKpUzPQo
「あ、たまごかな」
804:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/05(土) 00:39:19.38 ID:Zr0OYT4so
見てます
805:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:39:21.71 ID:kgKpUzPQo
依然として胸は締め付けられて、心臓はどくどくと早鐘を打ち、醜い独占欲に身体を支配されて堪らなくなるのだ。
一方通行のことを考えると、いつも。
痛くて苦しくて、どうしたら良いか分からない。
806:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:41:03.55 ID:kgKpUzPQo
――――
――
807:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:41:58.49 ID:kgKpUzPQo
エレベーターの扉がそんな二人を遮断するように閉まりかけ、しかし人の気配を感じ取ったのか、途中でがこんと音をたてて再び開き直した。
その動きに顔をしかめて、一方通行はエレベーターの外に一歩踏み出す。
番外個体も合わせて2、3歩と後ろに下がった。
808:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:46:37.75 ID:kgKpUzPQo
不機嫌なのだろうか。それとも体調不良か、あるいは単に眠いだけなのか。
幾つかの可能性を頭の中に浮かべ、番外個体は考えていた。
いつもと同じようにバイトから帰ってきて、ご飯を食べて。
809:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:48:37.70 ID:kgKpUzPQo
「……一方通行?」
810:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:51:21.65 ID:kgKpUzPQo
久しぶりのそれらしい会話。
話している間は平常心を保つことができていたのに、一度冷静になってみると急に身体が熱くなってきた。
何より、彼の香りでいっぱいなこの部屋にいると頭がくらくらおかしくなってしまいそうだ。
811:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:57:29.97 ID:kgKpUzPQo
最近は、それ以上にやな感じだったかもしれないけれど。
812:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/05(土) 00:59:38.18 ID:kgKpUzPQo
「ねこかあ……」
にゃあ、と番外個体がそのままの声で呟いた。
猫の様に、素直に甘えられたなら。
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