過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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554:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:27:53.77 ID:Mpqpbi4Ho

 彼は誰にだって、こんな顔をする。

 彼は気を失っても、こんな顔をする。

以下略



555:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:29:04.58 ID:Mpqpbi4Ho



 しかし、それでも。

以下略



556:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:30:45.31 ID:Mpqpbi4Ho
 起きる様子のない上条の顔を見ながら、すう、と息を吸い込む姫神。

 目を閉じ、息を止め、それから、ゆっくりと呼気を吐き出した。

「……」
以下略



557:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:32:22.11 ID:Mpqpbi4Ho




 アスファルトが、二人の踵を鳴らしている。
以下略



558:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:33:59.39 ID:Mpqpbi4Ho

 白井は遠隔地での単独任務が圧倒的に多いため、仕事帰りにこうして誰かと歩くこと自体が稀だった。

 初春を気遣っての発言だが、割と本気で思っていたことでもある。

以下略



559:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:35:52.65 ID:Mpqpbi4Ho
「大丈夫ですの」と、白井。

「え……」

「わたくしたちが、必ず捕まえてみせます。絶対、逃がしてはおきません」
以下略



560:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:37:05.45 ID:Mpqpbi4Ho
 ――と。

「あれ?」

 不意に初春が脚を止め、振り返った。
以下略



561:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:38:16.73 ID:Mpqpbi4Ho
「……」

 そこにいたのは、人間のようで、人間ではない。

 闇夜にも上質とわかる服を纏うは、幼児とも言える体躯。
以下略



562:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:40:50.37 ID:Mpqpbi4Ho
「そこはだめで……きゃあ!」

 白井が地面を蹴ると同時に、ジャキン! と、再び鋏の音。

 先程より近い。
以下略



563:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/12/03(土) 17:46:04.77 ID:Mpqpbi4Ho
今回の投下は以上です。
日曜日にならなくってよかった……やはり前倒しにやっとくべきですね。普段から。ええ、普段から。

今までのパターンから、私は心情系になると筆が遅くなる傾向が強いようです。
心理描写が巧みな人って、どんな本とか映画とか見てるのか、どんな勉強をされているのか、とても気になるものです。
以下略



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