過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」
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107:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 13:48:07.32 ID:Al96rPapo
央輝「……全く、手間をかけさせる」

 央輝の手が、僕に伸びる。
 リボンがスルリと外され、ブラウスのボタンも一つ一つはずされる。
 僕は動けない。
 それは、恐怖だ。
 呪いを踏んでしまうかもしれない、という圧倒的な恐怖――――

智「あ、あ…………」

 思わず、口から漏れる。
 思い出すのは、子供の頃に見た骸。
 近所の仲の良かった女の子に秘密を話してしまい、襲ってきた骸骨。
 それが――ノロイ。
 ブラウスのボタンが外され、次はYシャツを残すべきとなる。

央輝「……心配はするな。殺さない」

 そうは言っても、危ない。
 僕はこれの下にブラは付けていない。これだけは僕が男で或るための最後の一線だから。
 今、僕はそれを後悔する。付けていたら、まだなんとかごまかせたかもしれなかったのに。
 央輝はまた上から順番にボタンを外していき、徐々にそれが開かれる。

央輝「……ん?お前、胸小さ――――っ!?」

 ――央輝は、気付いた。
 僕のは胸が小さいどころじゃあない。
 ないのだから。

 そこで、金縛りが解けた。
 しかし、僕に訪れるのはやはり恐怖。
 呪いを――踏んでしまった。


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