過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」
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12:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 12:22:21.53 ID:sZDacFKmo
そもそも、だ。
非現実的だなんだのというけれど。
茜子「私たちの存在自体、非現実的です」
茜子の言葉が一閃、僕らを引き裂く。
そう。
僕らは皆呪われている。身体のどこかに同じ痣がある。
皆元るいは未来を約束できない。
鳴滝こよりは通ったことのないドアを開けられない。
白鞘伊代は固有名詞を呼ぶことができない。
茅場茜子は人と触れることができない。
花城花鶏は……わからないけど、同じように呪いを背負ってるはずだ。
そして僕、和久津智は――本当の性別を知られてはならない。だからこうしてスカートをはいておんなのこをしているのだ。
そんな僕らが都市伝説について非現実的だだの科学的ではないだの語れるわけがない。
花鶏「それはそうだけど。少女Aはまだしも、怪物は流石に現実離れし過ぎじゃないかしら」
伊代「そうよね、人間の数倍の大きさの怪物って……ちょっとね」
こより「そこで、鳴滝から提案があるのです!」
ローラースケートを履いたこよりはついーっ、と皆の前に躍り出た。
二つに括られた長いツーテールが揺れる。
こより「皆で調べに行きましょう!」
器用に跳ねる。うさぎちゃん可愛い。
……じゃなくて。調べにいく?何を?
無論、都市伝説を。
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