過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」
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993:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/03(月) 00:51:07.68 ID:yJdPesPho
 二人の花嫁が僕を挟んで喧嘩する。
 つい先程まで目の前にいた繰莉ちゃんがにやにやしながら僕らを眺めていた。
 ……大体、理解できた気がする。

智「……あのー」
以下略



994:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/03(月) 01:01:44.76 ID:yJdPesPho
茜子「だから、私と真雪さんは考えたわけです」

真雪「もういっそ、智さんに私達のどちらかを決めてもらおうと」

 ……どうしてそうなった。
以下略



995:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/03(月) 01:19:28.54 ID:yJdPesPho
 ――僕に、もう未来は見えはしない。選択肢なんてもっての外だ。
 だから、僕は。
 ただ、僕の思うがままに動く。


以下略



996:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/03(月) 01:33:13.17 ID:yJdPesPho
 夜も更けて。

 ……佐知子さんはいつの間にか、予定を立てた日から今日までに人数分の部屋の掃除を済ませておいたらしい。
 半端ではない人数だったが、どうにかなったようだ。すごい。
 皆が寝入った中、僕は円縁に座って祭りの残骸であるテーブルだけが残った庭を眺めてコップを煽った。
以下略



997:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/03(月) 01:42:29.15 ID:yJdPesPho
 ――僕は人気のない廊下を歩く。
 いや、人は居る。見張りというか、夜勤の人が。
 けれど僕は秘密裏に、こっそりとここに入ったのだった。

 立ち並ぶ引き戸、そして部屋番号と下に書かれた名前を見る。
以下略



998:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/03(月) 01:53:43.41 ID:yJdPesPho
 あの日から、姉さんはずっと眠り続けている。
 呪いの、コミュの。全ての仕組みの裏をかいて、僕らの周りは平和になった。
 けれど、そこには――姉さんだけが足りない。
 姉さんだけがいない。
 僕の幸せを願ってくれた姉さん。その僕の幸せには、つまり姉さんの幸せも含まれていたというのに。
以下略



999:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/03(月) 02:05:33.16 ID:yJdPesPho
智「……そうそう、今日は十五夜だからね、お土産に月見団子をもってきたんだ。浜江さんの手を借りながらだけど、僕が作ったんだよ」

 本を見ながらなら一人でも作れるけれど、姉さんにあげるのなら生半可なものでは駄目だ。
 だから厳しい審査をくぐり抜けて、僕は姉さんへの月見団子を作った。
 プラスチックの容器に入った団子は合計10つ。
以下略



1000:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/03(月) 02:09:32.57 ID:yJdPesPho
 次スレ 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:2
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 さあ、おとぎ話をつづけよう――


1001:1001
Over 1000 Thread
              わ〜い、>>1001ゲット〜
               __
                    ‖ _~",ー 、,,_
      |           ‖ /  |ノ  ,>
   \ |  /      ‖ /ヽ_,:-−'´
以下略



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智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:2 @ 2011/10/03(月) 02:08:28.35 ID:yJdPesPho
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吾郎「青道高校?」 @ 2011/10/03(月) 02:04:50.30 ID:gmi/wlrAO
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