161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/29(土) 20:55:20.57 ID:Vac5WSOJo
「どうして――」
……ああ。やっぱりアイツはバカだ。
ここで、この場面でこんな言葉が出てくるあたり掛け値なしの本物のバカだ。
鈍いにもほどがある。そんなの決まってるじゃない。
「好きだから」
その言葉は思ったよりもすんなりと口から出てくれた。
「好きな人の力になりたいって理由じゃダメかな」
私はまったく照れたりせずに、むしろ誇らしげにそう言った。
私が好きな人は、強くて、優しくて、誰かのために必死になれて、そしてとても悲しい人。
「私はアンタに救われたよ」
だからこそ私は。
「だから今度は、私がアンタの力になりたいの」
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