488:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2011/03/21(月) 15:39:37.90 ID:/W0izjAto
酔って寝たんですね、分かります
489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 01:38:42.11 ID:0XJSmiZXo
「立って、はまづら」
声に頷き、浜面は立ち上がる。
腕の中の滝壺を抱き起こし支え、ポケットの中のツールナイフを取り出し右手に握り締める。
490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 01:51:01.74 ID:0XJSmiZXo
「はっ、確かに」
ナイフの刃を引っ張り出し浜面は頷く。
そして一言。
491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 02:17:41.02 ID:0XJSmiZXo
その言葉を合図とするように査楽の姿が虚空に掻き消える。
学園都市に五八人しかいない空間移動能力者。
高次元関数を用いる特殊な演算と、それを処理するだけの演算力を持つ空間移動能力者はその名だけでも充分な脅威だ。
その上、彼が『暗闇の五月計画』の被検体と言うからには超能力者級のスペックを持っているのだろう。
492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 02:36:22.88 ID:0XJSmiZXo
力任せの掻き裂くような一閃は虚空を薙ぐだけだった。
「おっと」
浜面のナイフを査楽は危なげなく軽いバックステップで避ける。
493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 18:24:44.41 ID:0XJSmiZXo
「――走れ!」
叫び、滝壺の手を引き浜面は駆け出す。
直前まで浜面の首があった場所を鋸の刃が薙いだ。
494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 18:31:59.35 ID:0XJSmiZXo
例えここで査楽から逃走できたとして彼が追ってこない可能性も捨てきれない。
後方では絹旗が黒夜と交戦中だった。
凄まじい打撃音が響き続けているのがその証拠だ。
495:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/22(火) 22:30:08.11 ID:/An5WKmK0
※切り札は今ていとくんとニャンニャン中です
496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/22(火) 22:31:11.95 ID:LUUlhxGSO
相変わらず
貴方の文章力は
すごいなぁ…
497:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 23:51:52.70 ID:0XJSmiZXo
二人の背を横目で見送り絹旗は小さく、ふ、と溜め息を吐く。
浜面の意図は絹旗にも分かっていた。
この場において最良の選択といえるだろう。
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