493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 18:24:44.41 ID:0XJSmiZXo
「――走れ!」
叫び、滝壺の手を引き浜面は駆け出す。
直前まで浜面の首があった場所を鋸の刃が薙いだ。
494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 18:31:59.35 ID:0XJSmiZXo
例えここで査楽から逃走できたとして彼が追ってこない可能性も捨てきれない。
後方では絹旗が黒夜と交戦中だった。
凄まじい打撃音が響き続けているのがその証拠だ。
495:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/22(火) 22:30:08.11 ID:/An5WKmK0
※切り札は今ていとくんとニャンニャン中です
496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/22(火) 22:31:11.95 ID:LUUlhxGSO
相変わらず
貴方の文章力は
すごいなぁ…
497:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/22(火) 23:51:52.70 ID:0XJSmiZXo
二人の背を横目で見送り絹旗は小さく、ふ、と溜め息を吐く。
浜面の意図は絹旗にも分かっていた。
この場において最良の選択といえるだろう。
498:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/23(水) 00:00:01.07 ID:0XJSmiZXo
彼女の大好きな映画だって似たようなものだ。
監督も脚本も俳優も音響も撮影も照明も演出も衣装も全てが揃った時こそ傑作が生まれる。
単独での力など高が知れている。どこかが欠けていてもいけない。
499:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/23(水) 00:22:22.44 ID:N02eUm/Go
浜面もまた、知り合ってまだ間もないがその事を直感的に悟ったのだろう。
全てのピースがかっちりと嵌った時こそ彼女たちは無敵の集団と化す。
だからこそ絹旗を残した。
500:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/23(水) 00:28:09.38 ID:N02eUm/Go
「……どォしたンだよ絹旗ちゃンー? おつむをシェイクされすぎてどっかおかしくなっちゃったのかなァ?」
絹旗の笑みを見て黒夜はいぶかしむような視線を向ける。
軽口を叩きながらも攻撃の手を一切緩めないあたりはさすがとしか言い様がないが。
501:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/23(水) 00:44:53.81 ID:N02eUm/Go
「私を突破できない時点であなたの負けは確定してるンですけど」
嘯いて、絹旗はようやく反撃に出る。
黒夜が絹旗の一撃を避けた時に見せたおかしな反応。
502:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/23(水) 01:16:00.70 ID:N02eUm/Go
前方からの攻撃は止まない。
両足は地から浮いていて踏ん張る事もできない。
しかし背には壁がある。
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