513:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/27(日) 23:59:57.02 ID:h3hTNemNo
ずず…………ん…………。
遠くから音が聞こえた。
514:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 00:55:27.30 ID:HzsBRm/Uo
(心当たりがある、か。しかし『アイテム』の誰かだとしたら……相手は誰だ?)
現在この場にいるのは麦野たち『アイテム』と垣根たち『スクール』だけのはずだった。
砂皿は外部への警戒を担当させている。
515:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 01:42:11.49 ID:HzsBRm/Uo
「……麦野」
呼びかけ、垣根は横に立つ少女を見る。
こちらを向いた彼女は――、
516:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 02:15:16.14 ID:HzsBRm/Uo
「ほらほらどうしたんですか。足が遅くなってますよ」
背後からかけられる声に浜面は苛立たずにはいられなかった。
査楽の能力は常に相手の背後を取るものだ。
517:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:02:34.44 ID:HzsBRm/Uo
だが麦野との連絡を取る術がない。
携帯は通じず、他の連絡方法も持っていない。
下働きである浜面には緊急用の連絡手段が与えられていない。
そもそも彼女たちにしても連絡手段が潰されるのは想定外だったのだろう。
518:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:08:06.69 ID:HzsBRm/Uo
少女たちの顔を順番に思い出し、隣から聞こえる吐息と手に感じる温もりに意識を向ける。
見た目も悪くない、むしろ全員が美少女と呼んでいいほどだ。
顎でこき使われようとも悪い気はしない。けれどそれとは別に――。
519:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:19:39.19 ID:HzsBRm/Uo
(なんとかしてアイツを出し抜かねえとだが……)
背後に意識を向け浜面は酸素の足りない脳を必死に働かせていた。
殺すだの何だのと啖呵を切ったはいいが、真っ向から能力者に対抗できるとは思わない。
520:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:51:09.80 ID:HzsBRm/Uo
『アイテム』にお鉢が回ってくるのだ。
何らかのトラブルがあった際、馬鹿正直に警備員に頼れるような真っ当な施設ではないのだろう。
高位能力者は戦略的な要になるほどの強力なものを持つものもいる。
絹旗や、先程の黒夜とかいう少女であればその辺りの研究所であれば単独で制圧する事も可能だろう。
521:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:55:30.81 ID:HzsBRm/Uo
>>239からずっとなのに素粒子光学研究所戦がまだ終わらない
>>512
今進んでいる場面が『幕間』です。本編だけど本編じゃないような、文字通りの幕間
522:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2011/03/28(月) 05:33:58.33 ID:BIKfZQyvo
二人が背中合わせに立ったらどうなるんだ?
523:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2011/03/28(月) 12:56:38.06 ID:i/4VJA8to
査楽.zipになるんじゃね
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