691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !orz_res]
2011/05/18(水) 22:59:11.85 ID:32iMxubGo
ふと思いついて、右手を握る温もりに呼びかけてみた。
「ねえ、当麻」
「……なんだよ」
692:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !orz_res]
2011/05/18(水) 23:19:25.66 ID:32iMxubGo
「何今さら恥ずかしがってるのよ。さっき、その……キス……したのに」
「うるせえよ! 恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ分かれよ!」
こういうあたりで男女の差が出てくるのだろうか。
693:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !orz_res]
2011/05/18(水) 23:23:03.66 ID:32iMxubGo
心臓が跳ね上がる。名前を呼ばれるだけでこんなにドキドキする。
少し照れたような声色。街灯に照らされた紅潮した頬。大好きなその声。
心から両親に感謝する。だってアイツの呼んでくれる私の名前はこんなにも綺麗に聞こえる。
美琴。美しい音。優しい響き。
694:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/18(水) 23:27:11.81 ID:32iMxubGo
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695:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !orz_res]
2011/05/18(水) 23:40:39.29 ID:32iMxubGo
「…………」
こんなにも幸せなのに。
時間は無情にも過ぎ去ってゆく。
696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !orz_res]
2011/05/18(水) 23:54:25.64 ID:32iMxubGo
でも返ってきたのは期待していた言葉ではなかった。
「帰るなら……それ。制服」
……。
697:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !orz_res]
2011/05/18(水) 23:58:03.67 ID:32iMxubGo
すぐそばにある顔を見ているのが恥ずかしくて眼を閉じる。
それからやっぱり私はこう思うのだ。
698:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/18(水) 23:58:51.94 ID:32iMxubGo
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699:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/19(木) 00:06:54.23 ID:VbNh+m+k0
一方さん来たワァ
700:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !orz_res]
2011/05/19(木) 00:10:13.28 ID:94ORHbbso
「っ――――」
遠くで何か音が聞こえた。
ずずん……と振動を伴う低い音。
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