過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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◆Neko./AmS6
[sage]
2011/01/10(月) 00:13:52.98 ID:AkZboO+y0
「あいよ、あやせ」
真っ暗って程でもないが、電灯も無いんで足元を確かめる様に俺はあやせに近づき、横にそっと腰を下ろした。
「で、俺はどーすりゃいいんだ?」
「そ、それを女のわたしに言わせるんですか!? ……へ、へ、変態!!」
「お、お前なー……その言い方はねーだろー……まあいい、じゃあ……これでどうだ?」
俺は、あやせの肩を抱き寄せる様に後ろから左腕を廻した。あやせの肩がキュッ!と締まり、小刻みに震えて
いるのが伝わってきた。
「あやせ、……寒くてずっと我慢してたんだろ? ……少しはマシになったか?」
「………………」
あやせは、自分の両膝を抱え込み身体を丸めた。顔は更に赤くなり――――だが、身体の震えは止まらない。
「お、お兄さん…………まだ寒いです」
「……寒いって言われてもなぁ……」
俺にこれ以上どーしろって言うの? この御社の壁を引っぺがして焚き火でもしろと?
「て、テレビでやっていた様にして下さい……」
「あやせ、テレビでやってた様にと言われてもなぁ。……すまん、俺は多分そのテレビを視ていない」
そう言ってやるとあやせは俺からいったん身体を離して、ウインドブレーカーを脱ぎ出した。
「…………お兄さんも脱いで下さい!」
「あ、あやせ!? お、お前は何を言い出すんだ!?」
俺の言葉に一瞬、???と言う顔をしたかと思ったら……顔を耳まで真っ赤にして怒り始めた。
「へ、へ、変態!変態!変態! …………何を勘違いしているんですか!!」
「おっ、お前が! 急に服を脱ぎ出したんじゃねーか!!」
あやせは俺を思いっきり平手打ちした後、説明を始めた。――――俺の右頬が熱い……
「よく聞いて下さいよ! お兄さんが上着を脱いで……そ、それから……わたしを……だ、抱いて下さい。
……そうしたら、お兄さんの上着をわたしの上から掛けて下さい」
要するに、あやせの言いたい事はこうだ。上着を着たまま身体を寄せ合ってても寒い。だからそれらを脱いで、
出来るだけお互いを密着させてから上着を羽織った方が暖かい……
「いいですか、お兄さん! これは絶対的に信用ですからね!絶対ですよ!」
「わ、分かった……頑張ってみるよ……」
この状態でどう頑張れって言うんだよ! こんな美人で可愛い女子中学生を抱いたままで! ――――俺。
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