過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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876:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:22:36.45 ID:dfLwBmsm0
SSが書き上がったので投下する
内容は原作7巻のifストーリーを想定して書いた
シリアス風味なんで注意

もしかしたら設定が崩れてたり、文がおかしかったりするかもしれんけど、
以下略



877:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:23:14.62 ID:dfLwBmsm0
「ほら、あんたも挨拶なさい。この人は、桐乃のカレで――」

ああ、知ってる。この間会ったばかりだからな。
御鏡光輝――ファッションモデル兼デザイナーで、エタナーの別ブランドを
任されているイケ好かない美形野郎だ。
以下略



878:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:23:50.42 ID:dfLwBmsm0
「で、どう? 御鏡君が桐乃の彼氏だってことについては」
「……ああ、いいんじゃないか?」
「……!」

桐乃が眼を見開いて、息を呑んだ。気のせいか、あいつの顔からサッと血の気が
以下略



879:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:24:19.99 ID:dfLwBmsm0
翌日から桐乃の様子がおかしくなった。顔の表情が曇りがちで、覇気が感じられない。
家族が話し掛けても、一言二言で終わらせて後は沈黙するのみだ。

「……行ってきます」
以下略



880:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:24:51.61 ID:dfLwBmsm0
「で、なんだ相談って?」
「桐乃の事なんですけど……」
「ああ」

あやせはその先を言い淀んでいたが、やがて意を決したように口を開いた。
以下略



881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:26:06.88 ID:dfLwBmsm0
高坂家に帰宅すると、玄関に桐乃の靴が履き散らかされていた。
あいつ、いつもは綺麗に揃えるのに。

「お袋と親父は……帰ってねえか」
以下略



882:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:26:36.52 ID:dfLwBmsm0
「桐乃、なんで別れた? しかもお前のほうから振ったらしいじゃねえか。
家まであいつを連れて来ておきながら」

桐乃は再び顔を背け、冷然とした口調で呟いた。
以下略



883:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:27:07.84 ID:dfLwBmsm0
「何で……何で分かんないのよ、アンタは!」

そう叫んだかと思うと、俺の襟元をつかんで床に叩き付けた。

「いっ……! な、何を」
以下略



884:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:27:42.64 ID:dfLwBmsm0
シャツを掴む力が一気に弱まった。俺は桐乃の言葉を受けて放心状態にあったが、
しばらくして、その告白ともとれる台詞に対して返答をした。

「駄目だ」
「え……?」
以下略



885:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/16(日) 18:28:21.51 ID:dfLwBmsm0
「……桐乃、あのな」

俺の言葉に反応し、桐乃は身体を小さく揺らす。

「世間や近所で肩身が狭くなってもいいか?」
以下略



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