過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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21:suzuna  ◆XvsKHLIHQc[saga]
2010/12/12(日) 14:27:35.27 ID:RcmkpT6o
「案外、あっさりしてたな。あの手紙とやらに、思いを詰め込めた感じか?」

正直、鬱陶しい。
目の下が、泣いた後が残っている。だんだん、かぶれてきて痒い。
唐突に、考える。
自分が暗部に落ちたように、垣根帝督は何故暗部に落ちたのだろうか。
へらへらしている顔。明らかにチャラチャラしている雰囲気を醸し出す。
第二位である事が最大の理由だろうが、多分垣根は人に利用されるのが嫌いだ。
自分と同じように、脅されて暗部に落ちたのかもしれない。
そう考えると…と思ってしまう。

(変に同情している自分は何なんでしょうね、少しでもこの甘えを捨てないといけないのに。)

変に考えがまとまらない。
まだ、混乱しているのが分かる。

「…まぁいいか。お前がどう考えてようが俺には関係ない事だしな」

驚いた事に、ちょっと気を使っているらしい。
これから、暗部の『仲間』として受け入れられる自分。
認めたくないけど、これが現実。


垣根帝督。
人生を大きく変えた存在。
あの時、会って居なかったらどうなっていたのか。
想像しても無駄だった。


「ついたぞ、あとでGPSで確認して場所を把握してくれ」

「私の部屋は?」

「これがカギだ、自由に使え。後は…制服は禁止な。学生であるお前はもう死んだだろう?」

「もちろんです、部屋にはしまっておきます。いいですか?」

「問題ない、時間になったら呼びに来るから、好きにしていてくれ」




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