過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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382:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:27:32.95 ID:XQe47EI0

『アイツはね、人を殺したことがあるの。うっかりとか、誤ってとか、事故じゃないよん勿論。
どう能力を使えば傷ついて、どこまで能力を出せば生命維持が出来なくなるのかをわかった上で。
その上で殺したの。それも一人や二人なぁんてけち臭い人数じゃなくてね、何と聞いてビックリ、
一万人ものいたいけな少女達を殺しちゃったので〜っす』
以下略



383:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:30:26.11 ID:XQe47EI0

佐天の脳裏に浮かぶのは、学校の自分のクラス。
30人くらいのクラスである。

単位が小さ過ぎると、次に浮かべるのは全校集会。
以下略



384:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:33:35.34 ID:XQe47EI0

自分が逃げ出した理由はそこにあるのだ。
改めて、今湯船に浸かり思考に浸ることでようやく気付く。

あの少女の悪意の視線に恐怖を覚えたのでもなければ、過去の所業に単純に怯えたわけでもない。
以下略



385:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:36:37.46 ID:XQe47EI0

「確かめなきゃ……」

真偽を問い質さなければ。
本音としてはそんなことはしたくない。
以下略



386:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:39:17.86 ID:XQe47EI0

握り拳を作り、佐天はふんと荒く息を吐く。

と、そこで目の前がぐらりと揺れた。
以下略



387:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:40:00.60 ID:XQe47EI0



細く頼りないこの腕が、もし彼の腕だとしたら。
馬鹿げている。
以下略



388:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:53:15.84 ID:XQe47EI0


心を押し潰そうとするような痛みが走る。

言葉に出来ない痛み。
以下略



389:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/23(木) 23:57:57.77 ID:XQe47EI0

『アイツと過ごした時間も、アイツが過ごしてきた時間も、アイツがどんな風に傷ついてきたのも、
知ってるのはミサカ達だけ。貴女は何も知らないでしょ』

知らない。
以下略



390:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/24(金) 00:00:29.21 ID:KaoI6QI0

とりあえず、投下終了です。
明日は24日。つまり大晦日まで一週間を切るわけですね。
規制に巻き込まれていなければ頑張って投下します。
以下略



391:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/24(金) 00:05:41.38 ID:8QX4oWUo
乙です!
そして今日はイブ。関係ない。おやすみ。


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