過去ログ - 黒子「おまじない……?」
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41: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:16:14.11 ID:H3VnwME0
 ??「……キ……ザ……ミ……」

 
 右に固まっている3体の白骨死体のほうからする、低い男の声。
 恨みが篭っているとも思える、その不気味な呟きは、しっかりと黒子の耳にも届いた。
以下略



42: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:17:21.52 ID:H3VnwME0
 ドンドン!!


 黒子「誰かいますの!?」
以下略



43: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:18:35.65 ID:H3VnwME0
 黒子(……!!)

 いきなり鼻を突く腐臭に思わず、口元を塞ぐように手を当てる。
 先にあるのは……どうやら死体のようだった。
以下略



44: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:19:22.69 ID:H3VnwME0
 が――

 黒子(……やはり……また……遺体ですの……)

 目の前に横たわっていたのは――初春ではなく――1体の女生徒の亡骸。
以下略



45: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:22:20.97 ID:H3VnwME0
 黒子「……はぁ……はぁ……収まりましたの……。でも……もうこれ以上は限界ですの……」

 荒く息をしながら、うつろなままゆっくりと目を上げる。

 
以下略



46: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:22:53.97 ID:H3VnwME0
 黒子(『……ね……え……さ……ま……ど……う……し……て……』って、この人は妹ですの?)

 そこでふとある人物の顔が目に浮かぶ。

 黒子(……お姉さま……大丈夫でしょうか……)
以下略



47: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:24:34.77 ID:H3VnwME0
 ボワッ!!

 遺体から何か湧き出る音がしたかと思うと……遺体の真上にそれは浮かび上がっていた。

以下略



48: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:25:55.95 ID:H3VnwME0

 ??「……私を置イテ行クのデスネ……ユ ル サ ナ イ」


 ボワッ!!
以下略



49: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:27:27.47 ID:H3VnwME0
 黒子「もう……こりごりですの……」

 どこに移動するかなんて、考えずにとっさにテレポートをした。
 はっきり言って、今現在どこにいるかなんて分からない。
 いや、この空間で場所を把握してテレポートを実行しても、演算と大きくズレた……いや、完全に違う位置にいることがあるのだ。
以下略



50: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:29:20.26 ID:H3VnwME0

 ??「……おねえ……ひゃん……」

 背後から――幼い男の子と思われる声が……聞こえた……。
以下略



51: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:32:06.68 ID:H3VnwME0
>>50
おっと、間違いが。

正『B:前方の裂け目の先までテレポートで移動する。』でした。
以下略



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