508: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:02:31.98 ID:wnfje7u10
美琴「ちっ、まだいたの……初春さん、ちょっと大回りするから気をつけて」
初春「え……ええっ?」
509: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:02:58.95 ID:wnfje7u10
美琴「やっぱり!!ここよ」
走りながら、先ほど目星をつけていた箇所を目の当たりにして、思わず叫ぶ。
裂け目がもっとも狭まっているその箇所は――さながら崩れていなかったかのように、床ができていた。
510: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:03:39.10 ID:wnfje7u10
美琴「階段があるけど……無理か」
右手に昇り階段が見えたものの、手前側が大きく抜け落ちていた。
走る速度を緩めることなく、先へと続く廊下を突き進む。
511: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:04:14.64 ID:wnfje7u10
そして、廊下の先まで行き着いた。
そこには――観音開きの扉が、閉まっているのが見える。
初春「鍵が掛かっていなかったらいいのですけど」
512: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:04:49.53 ID:wnfje7u10
513: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:05:44.58 ID:wnfje7u10
美琴「まだアレの同類がいたなんて……まいったわね」
初春「それより……あの子、襲われているみたいですよ」
514: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:06:11.81 ID:wnfje7u10
美琴「ま、まずい。気づかれた」
初春「引き返すにしても、さっきのも追いかけてくることでしょうし……挟み撃ちですよ、これじゃあ」
515: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:06:53.17 ID:wnfje7u10
美琴「私が囮になる。アイツをおびき寄せて、先の建物のどこかへ引き離すから、初春さんは後から追いかけてきて」
初春「み、御坂さん。そんなの無茶苦茶すぎます」
516: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:07:33.26 ID:wnfje7u10
美琴「それに……あの子も何とかしてあげなきゃ……」
初春「そうですね。御坂さん、無理はしないでくださいね」
517: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:08:07.52 ID:wnfje7u10
518: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/09(水) 05:08:42.77 ID:wnfje7u10
??「……わたびのめだまあああ!!」
"ソレ"は横をすり抜けた美琴のほうへと向きを変えると、怒り狂った声を上げた。
そのまま、美琴の後を追いかけだす。
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