569: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:26:28.48 ID:JkVeA1Oy0
佐天「何……この部屋……」
目の前に広がった光景に、ただ息を飲むばかりだった。
570: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:26:59.57 ID:JkVeA1Oy0
佐天(こんなに真っ赤なドアなんて、不気味だよ……)
自然とノックをしようとした左手を引っ込める。
571: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:27:31.28 ID:JkVeA1Oy0
572: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:28:01.17 ID:JkVeA1Oy0
佐天「ひ、人?」
それは――人の形をしているのが確かに見えた。
573: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:28:42.88 ID:JkVeA1Oy0
574: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:29:16.84 ID:JkVeA1Oy0
目の前に横たわっているのは女学生のようだった。
頭に黄色いリボンを付けて、半袖のセーラー服と黒いスカートを身に着けて。
そこから露出している肌は、汚れてもいなく、むしろ艶やかで。
575: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:30:10.53 ID:JkVeA1Oy0
佐天「……ハァ……ハァ……」
576: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:31:01.89 ID:JkVeA1Oy0
佐天「ひ、ひいいいい!!」
情けない悲鳴を上げながら、掴んだ右腕をすかさず離してしまう。
力なくその場に崩れ落ちて――足をだらしなく床に折り曲げて、しばらく放心してしまっていた。
577: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:31:41.35 ID:JkVeA1Oy0
『……ねえさま……私はもう駄目です……
578: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:32:08.77 ID:JkVeA1Oy0
『……ひとつ……
この校舎の外へと面している窓や扉、壁などは
1002Res/516.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。