920: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/05/15(日) 21:05:48.95 ID:YctSisQV0
(>>911から>>912の間)
黒子「で、人形が泣き出したのは、1階のどのあたりですの?」
921: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:06:20.82 ID:YctSisQV0
あゆみ「白井さん……どうかしたの?」
表情を険しくして考え込む黒子に、不思議そうな表情で訊ねてくる。
922: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:07:18.13 ID:YctSisQV0
前回抜けていた分はここまでです。
これより、>>915からの続きを投下します。
923: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:08:19.55 ID:YctSisQV0
――廊下を進んだ。
天井からはいくつもの照明器具が吊り下げられていた。
924: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:09:03.75 ID:YctSisQV0
ずっとこんな調子だ。
一歩先に何があるか分からない状況なので、恐る恐る足を踏み出すといった状態だった。
おかげで、速度としてはかなり遅い動きになっている。
925: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:09:47.05 ID:YctSisQV0
あゆみ「ち、ちょっと!!」
すかさず、黒子の両肩を掴み、引き上げようとする。
だが、力がほぼなく、持ち上がることはおろか、落ちるのを阻止するのが精一杯だった。
926: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:10:21.78 ID:YctSisQV0
黒子「ありがたいですけど……無理しないでくださいまし。これぐらいどうにかなりますの」
そう言って、すかさず脳内で演算を行う。
空間移動を使わないと言っていたが、この場合は仕方がない。
927: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:11:16.96 ID:YctSisQV0
黒子(ん?何か痛い……)
左足にジンジンと痛みが走る。
何気なく、それを覗き込んでみると。
928: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:12:59.98 ID:YctSisQV0
黒子「まあ、すぐに傷は治るでしょうから。こんなの大したことないですの」
あゆみ「大したことありすぎよ!!」
929: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:13:32.39 ID:YctSisQV0
が、すかさず心の中にしまう。
あゆみは既にクラスメートの死を見てきているのだった。
それも目の前で。
930: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:14:07.33 ID:YctSisQV0
黒子(何ですの……習字みたいですけど……)
貼り紙は全部で8枚。
いずれも、かなり黄ばんでいて、端がほころんでいたり、破れかかっていたりしていた。
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