190:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 14:51:36.33 ID:SVOiBc3o0
これらの依頼の内、防諜活動と言うよりか、寧ろ護衛の様な仕事もある。
これから推測するに、アイテムは雑務も行っているようだ。
とりわけ、1の任務終了後の報告で佐天は衝撃を味わうことになる。
191:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 14:52:41.62 ID:SVOiBc3o0
例え、彼女の友人達である初春や白井でもレベル5の御坂美琴であっても人殺しはしていないだろう。
ましてや同じ無能力者のアケミ達なんて絶対に。
佐天はこの時、初めて自分が連絡をするだけの立場では無く、自分が人を殺せる命令を出せる立場にあることを知って恐怖した。
192:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 14:54:35.24 ID:SVOiBc3o0
いつも一緒に初春や御坂達か。アケミ達か。
或いは、まだ一度も目にしたことのないアイテムのメンバーか。
193:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 14:55:23.37 ID:SVOiBc3o0
――八月十日
佐天の今日(八月十日)の日課は第七学区におけるマネーカードの捜索だった。
194:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 14:56:00.71 ID:SVOiBc3o0
「何かあたし金目のものに対して鼻が利くみたいで…」
口から適当に出任せを言う。
マネーカードの予想配置図の存在を言えば、自分の身がどうなるか分かったものではない。
195:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 14:58:04.72 ID:SVOiBc3o0
「じゃ、今度は初春達と一緒にさがしてみましょー!」
「あ、ばいばい!佐天さん」
(いっちゃった…)
196:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 14:59:39.62 ID:SVOiBc3o0
美琴の懸念をよそに、電気がつくと白衣の女を囲っていた女だけ一人で突っ立っていた。
男達は失神して地面に倒れ込んでいる。
「いやーオモシロイもの見せてもらったわ」
197:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 15:00:07.49 ID:SVOiBc3o0
「アンタあの噂の事何か知ってるの!?」
美琴は気づけばギョロ目の女の肩を掴んでいた。
198:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 15:00:46.32 ID:SVOiBc3o0
「え?ちょっと…どういう事?意味が分からないわよ…?」
(実験…?阻止…?しかも私じゃどうにも出来ない事…?)
美琴はギョロ目の女に更に詳しく話しを聞き出そうとするが女は机の引き出しにある冊子に火をつけるとそのままどこかに消えていった。
199:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 15:01:14.73 ID:SVOiBc3o0
薄明るい研究所のライトに照らされてぱっくりと口の開いた培養器は今にも何か出て来るような気配を彼女に感じさせた。
(な、なによここ…製薬会社にこんなに大きな培養器がなんで…?)
200:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 15:01:53.01 ID:SVOiBc3o0
――八月十五日
美琴は以前風気委員の仕事で知り合った子供達と一緒に街を歩いていた。
その時、不意にキィィィー…と言いしれぬ感覚を感じ取った。
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