過去ログ - 一方通行「いい子にしてたかァ?」
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848: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:06:36.92 ID:eJSstRhK0

相変わらずモノトーンを基調としたシンプルなインテリア。シンプルというよりも無愛想な部屋だ。

この部屋に上がるのは何度目だろうか。
絹旗は見慣れたリビングに足を踏み入れてからふと気付く。
以下略



849: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:07:52.27 ID:eJSstRhK0


「脱げ」

「……ひょへッ!?」
以下略



850: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:08:45.10 ID:eJSstRhK0

「何ですか、その超面倒くさそうな言い方。私だって夕食の準備くらい手伝えますよ」

一方通行や滝壺には劣るが、人並みには作れるのだ。
如何にも不満タラタラの絹旗に、溜息を吐くと一方通行は瞳を逸らしながら煩わしさを滲ませた声を上げる。
以下略



851: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:10:08.99 ID:eJSstRhK0




自分の背後のリビングで、そのような、ある意味おめでたいお祭り騒ぎが行われているとも知らずに、一方通行は冷蔵庫を再び開けると食材をチェックして行く作業に戻っていた。
以下略



852: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:11:52.07 ID:eJSstRhK0


キッチンの一方通行に暫く視線を向けていた絹旗だったが、ふと目を向けたテーブルの棚に視線が留まる。
そこに置かれたウサギの絵が表紙のスケッチブックに見覚えがあった。
それは想が好きなラビ太郎という目つきの悪いウサギのキャラクターである。
以下略



853: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:13:29.82 ID:eJSstRhK0


「あ……」


以下略



854: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:14:41.61 ID:eJSstRhK0


そっと次のページを捲る。ギザギザの口で、怒ったように、意地悪な笑いの二人。
茶色い髪のよく似た二人はおそらく打ち止めと番外個体。
どうにも、想をいじめているらしき二人の困った少女達は想の目から見るとストレートにわかりやすいくらいに意地悪な顔に描かれている。
以下略



855: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:15:13.52 ID:eJSstRhK0





以下略



856: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:16:38.18 ID:eJSstRhK0





以下略



857: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:18:39.52 ID:eJSstRhK0


「何だよ」
「想ちゃん……いっぱい描いてましたね」
「ああ」
以下略



858: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/03/06(日) 22:20:22.50 ID:eJSstRhK0


ハンッと鼻で笑ってみせる。
唇を微かに歪め、しかし、一方通行は言葉と裏腹に瞳を伏せる。

以下略



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