過去ログ - 紬「アイスの棒で?」
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/02(水) 05:44:42.94 ID:xCJ53iVR0

 とは言え。
 このまま放って置くことも出来ないわけで。っていうか、だからこそ私は呼ばれたはずだ。
 私は早速本題に入る事にした。もう余計な遠慮などしていられない。

「先輩方は、唯先輩のことをどうするつもりなんですか?」

「……別に、責めたりはしない」

「そうですか」

「ただ、唯のやってることは絶対に止めさせる」

「どうやってですか?」

「説得する」

 なるほど。
 最大限の譲歩がそれか。意外と律先輩って肝の小さい人なのかもしれない。
 関係を壊したくないから唯先輩を責めたくない、けれど、唯先輩の行為は止めたい。だから、説得する。
 なんだか走ってまで学校に戻ってきたのが急に馬鹿馬鹿しくなった。

「どうやって説得するんですか?」

「そ、それは……」

「まさか、唯先輩のやってることは悪い事だからやめましょうね、とか甘い調子で説得するつもりじゃないですよね?」

「……」
 
「まさか、そんな馬鹿げたことするつもりじゃないですよね?」

「お、おい梓」

「何ですか? 澪先輩も当然、その場に立ち会うんですよね? まさかとは思いますけど、嫌な役を全部、律先輩に押し付けたりしませんよね?」

「そ、そんなことしない! わ、私だってちゃんと唯に言う」

「なんて言うんですか?」

「だからその……もうお墓作ったりするな、って」

「ぷっ」

 思わず吹きだしてしまった。


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