過去ログ - 紬「アイスの棒で?」
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84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 05:06:24.60 ID:NOUrG0Tf0
「ねえあずにゃん。どこ行くの?」

「……」

「ねえってば」

「いいところです。心配しないでください」

 不安そうな声で、けれど何かを期待した唯先輩の態度にゾクゾクとしている私がいた。どうしてかはわからない。
 ただ、心臓が早鐘を打っていた。
 程なくして、家に着いた。

「……あずにゃん」

「今、家に誰もいませんから……どうぞ」

「う、うん」

 そこでようやく、私は唯先輩の顔を見た。
 暑さからか、それとも別の何かからか、顔が真っ赤になっている。汗をたらたらと流し、息も上がっていた。
 唯先輩の期待は、とても単純で非常にわかりやすいものだった。
 私の言葉に反応したのを確認して、家に招き入れる。

 そして、抱きしめられた。

「あずにゃん、あずにゃん!!」

「……暑いです、唯先輩」

「あずにゃん! ……もう我慢できないよ」

「……そのままなんて、私、いやです。シャワー、浴びてください」

「えっ……あ、うん。そうだね、あはは」

「一緒に……浴びます?」

「大胆だね、あずにゃん〜」

「……」

「……あ、その。な、なんか恥ずかしいね」

 そうですね、と俯き加減に答える。


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