過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2011/03/30(水) 02:10:45.69 ID:1Mf5PgwZo
数日後、寮の屋上に上条と土御門はいた。土御門に事の結末を聞くためである。

「なるほどな、学園都市に教会を建てて、そこに匿ったのか。よく魔術側の人間が科学側に匿われるなんて…」
「世の中、科学側と魔術側で綺麗に分けられているということでもないんだにゃー」
「お前みたいなやつもいるしな」
「そうだが…」

土御門は急に口調変えた、

「手打ちしたとは言え、今回の件でイギリスと学園都市の間に溝が出来た。かみやんのせいでな」
「お前、俺を責めているのか?」
「そうだ。最初から、オルソラをイギリス側に引き渡せば、問題はなかった」
「おい、土御門」

土御門に食ってかかる上条。だが土御門は淡々と話を進める。

「俺は、当事者たるかみやんに任せた。これがその結果だ」

土御門は空を見上げた。空の更に奥を見通そうとしているようにも見える。

「俺を責めているのか」
「半分はな」
「半分?」
「もう半分は、かみやんに聞きたいことがある」
「聞きたいこと?」

上条は少し驚いた顔をした。責められると思ったからである。
そして土御門は空を見上げていた顔を上条の方に向けこう語った。

「もう一度聞く。覚悟は出来ているか?」

上条は少し、考えてこう言った。

「…ああ」


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