過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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(福岡県)
[sage]
2011/03/17(木) 01:19:59.46 ID:odpna2bao
-夜遅く-
補習もなく、今日はまっすぐ帰ることができると考えていたら、ある少女に出会った。御坂美琴である。
いつものように、勝負を挑まれ、あしらったら怒られ、追い掛けられ…。
気付いたら、日付変更線を超えていた。
「まずい。」
自宅の扉の前で、遅く帰ったことをどう誤魔化そうかと考えていた。
ルチアは嫌と言うほど、規則正しい。ギャルゲの学級委員長かよっていうくらいである。
だから、こんな夜遅くに帰ったことがばれたら、烈火の如く怒る。
というか、何回か怒られている。
だが、男と同居状態が正しいのか、というのは疑問である。
ここに思い至らないのが上条当麻であるが。
とりあえず、今回は既に帰っていた事にしようと思い至った。
これのどこが誤魔化すのかは理解できないが、本人は誤魔化せると考えている。
「よしこれで良いか」
上条は、鍵を音を立てずに開けることに成功した。
そろーりと、玄関のドアを開けると、眼前にはルチアが立っていた。
俗に言う仁王立ちである。
「何か、後ろめたいことがあるのですか?あなたは」
「げ、ルチア」
鋭い目でにらめ付けてくるルチアに対し、上条は思わず言ってしまった。
「人の顔を見るなり『げ』とはなんですか?『げ』とは」
「いや、そのぉ、説教が始まるかなと…」
「自分が悪いと分かっていて、さけるというのはどういう了見でしょうか?上条当麻さん」
上条は、もはやどうにもならないと思い、バカ正直に答えてしまった。
それが火に油を注ぐ行為であることに気付いたときには遅かった。
たぶん、一時間では説教は止まらないだろう、そう考えた。
「はぁ、今、何時だと思っているのですか?」
「ええっと、その1時?」
お伺いを立てるように答える。これ以上怒らせたくないからである。
「1時じゃありません。あなたは学生です。学業を疎かにして、どうするのですか?」
「ごめんなさい。ごめんなさい。ビリビリに追いかけ回されて、その…」
「ビリビリって、あの中学生ですか?少女をこんな時間まで連れ回して、あなたは…」
とりあえず、言い訳をする。だが、その言い訳が不味かった。御坂のことを話すと更に語気が増した。
余談であるが、御坂は町中で上条とともにルチアから説教をくらったこともあり、苦手である。
「あなたは人の話を聞いているのですか?」
「…ごめんなさい」
今日は寝る時間あるだろうか…。眠い頭を抱えながら、上条は説教をまじめに聞き続けなくてはならなかった。
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