過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage]
2011/03/30(水) 01:10:25.41 ID:1Mf5PgwZo
次の日、上条は、いつも通り、買い物袋を抱えて、家路に入った。
と、寮の前で、土御門舞夏に出会った。
いつも通り、清掃ロボットに乗っている。
「おう、上条当麻。今帰って来たか」
「舞夏。いやぁ、助かったよ」
「で、誰なんだ?あの美人は?」
「インデックスの知り合いだよ」
土御門元春のこともあるので、無難な回答をした。
「ほう。そういうことにしておいてやるよ」
「なにがそういうことだ?」
何か疑われるようなことを言ったのかと、上条は心の中で自問したが、
舞夏が疑問に思ったのは、オルソラが服を選んでいた時、
その場にいない誰かを意識していたからである。
「こほん。私も時間がないから、手短く話そう」
舞夏は話題を中断するため、わざと咳き込んだ。
「上条当麻。喜べ」
「なにをだ」
「君の趣味にあわせたぞ」
上条はすっかり忘れていたが、土御門舞夏はあの土御門元春の義妹である。
(俺の趣味…。バニーさんか?)
そう思いつつ、舞夏に問いただす。
「舞夏。普通の服だよね」
「私を誰だと思っている」
「…」
舞夏は何かを企んでいるような笑みを浮かべていたが、
上条は、服を見繕ってもらったという負い目があるので、そこまでの抗議が出来なかったのである。
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