過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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(福岡県)
[sage]
2011/03/30(水) 01:59:56.82 ID:1Mf5PgwZo
「邪魔するなら…」
と、アニェーゼはそう言いながら、蓮の杖を大きく振り飾る。
だが、上条はそれが何かは知っている。そして、拳を構え、アニェーゼの方に駆けた。
「二番煎じは通じるかよ」
だが、それに対してアニェーゼはその蓮の杖を大きく振り落とた。
そして、上条の近くで穴があき、それに釣られて床が大きく割れる。
「ですから、こちらに来ちまわないようにします」
上条は床の破壊とともに階下に落とされる。
廃ビルのため、メンテナンスはされておらず、壁や床を壊しやすい。
そう、廃ビルを選んだのは、このためである。
「いてて、二番煎じが通じないのはお互い様か…」
体の痛みを確認しつつ、起き上がろうとしたところ、声をかけられた。
「よく聞いて下さい」
アニェーゼに呼ばれて、階下から顔を上げる。
アニェーゼは穴の開いた屋上から、階下の上条を見下ろしていた。
その表情に少し寂しそうな感情がこもっているように伺える。
「…」
説得を試みようと思ったが、
そのような顔を向けられ上条は何も言えなかった。
そして、アニェーゼは目を閉じて、一息置いて語る。
「私はあなたを愛しています」
「んなっ」
驚いた。状況が状況である。あり得ない台詞である。
だがこんな状況の告白だからこそ、冗談ではない本気の告白ということが理解できた。
そして言葉を続ける。
「だから、嫌っちまって下さい。こんな非道をする私を」
「…」
上条は絶句した。いくら鈍感な上条でも気付いた。決別なのだということに。
アニェーゼは上条をじっと見て、その目に彼の姿を焼き付けるように、そして踵を返した。
「アニェーゼっ」
アニェーゼが動いたことに気付いた上条は呼ぶ止める。
声をかけられたアニェーゼは一瞬、動きが留まったが、すぐに去っていった。
「くそ」
周りを見る。階上にいく階段は先程の攻撃で破壊されている。
「どうやって上ればいいんだ?」
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