過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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(福岡県)
[sage]
2011/03/30(水) 02:04:23.88 ID:1Mf5PgwZo
「けほっ」
咳のして、目を醒ますオルソラ。周りの様子を見て、自分の置かれている状況を理解した。
「目をさましましたか。シスター・オルソラ」
「あなたは…。そうですか。あなたがネセサリウスからの」
「違います。これは私の独断です。私達が犠牲になれば、世界は平和になります」
アニェーゼはじっとオルソラを見つめる。
「シスター・オルソラ…。せめての苦しまないように殺します」
「…そんなことはさせません。あなたのためにも…」
”あなた”と聞いて一瞬、蓮の杖を止めたが、
改めて薙ぎ、オルソラの腹にあたり、横に飛ばされる。
「ぐふっ」
オルソラの口から血が出る。
「シスター・オルソラ。ごめんなさい。許されるとは思いません。ですが、死んで逃れようとは思いません。私が生きている限りその罪科に苦しみ続けます」
懐からビンを取り出す。錠剤が入っている。意識がない状態で服用させ、[
ピーーー
]のであろう。
「謝るぐらいなら、最初からするなよ」
アニェーゼの背後に上条は立っていた。
上条は階上に戻ってきたである。
だが、アニェーゼは振り向けなかった。
戻ってきたこと、そして、自分の非道を止めようとしていることに対して
彼女は内心嬉しく、表情が緩んでしまったからである。
「ここでシスター・オルソラを生かしちまえば、どうなるかは分かっているんですよね」
だが、無理して淡々という。
「とりあえずはな」
「なら、見逃してくれませんか?」
「断る」
「ふふ」
アニェーゼは振り返り、悲愴な顔で自嘲するように笑い出した。
「何がおかしい」
「あなたがどういう答えを出すか分かっていたのに、問いかけた私がですよ」
一息置いて言葉を続ける。
「こんなことなら、好きにならなければよかったと思っていますよ」
そして、杖を構え、上条の方を振り返り、こういった。
「決着です」
「あぁ。お前がオルソラを殺して、いや自分を犠牲にして世界を平和にさせるというのなら、その幻想をぶち[
ピーーー
]」
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