過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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233:1[saga]
2011/03/17(木) 16:25:21.95 ID:+kOB7SVc0
キャーリサ「どーだ?」
サーシャ「光が…食われた…?」
234:1[saga]
2011/03/17(木) 16:27:32.95 ID:+kOB7SVc0
キャーリサ「太陽の記号と合致するカーテナと、北欧神話で太陽を食らう狼。この二つを合わせ、
カーテナの力を食わせる事で新たな、全く逆の属性をこの場に発現させた」
235:1[saga]
2011/03/17(木) 16:28:23.26 ID:+kOB7SVc0
慌てて出した剣なので、ちょうど刀身が私の体躯にジャストな長さになった。
白と黒。対となる二つの色が、互いに混ざり合うのを拒絶するかの様に、互いの刀身を削り合う様にギリギリと押し合う。
236:1[saga]
2011/03/17(木) 16:31:13.50 ID:+kOB7SVc0
キャーリサ「殺せないよ、お前には」
サーシャ「……それは、私にはあなたごときを屠る程度の冷酷さが無いと、そう勘違いしているゆえ言葉でしょう」
237:1[saga]
2011/03/17(木) 16:32:55.79 ID:+kOB7SVc0
何とも大袈裟な話に聞こえるだろう。神の子の時代だってそうだ。
人間は変わる。確固たる芯が無く、聞こえの良いセリフ一つで簡単に支持し、簡単に心変わりし、扇動される。そして簡単に裏切る。
いつの時代だってそうだ。ちょっと権威のある人間が大衆の前で尤もらしいセリフを吐けば、民衆は疑うことなく簡単に信じてしまう。
238:1[saga]
2011/03/17(木) 16:33:30.87 ID:+kOB7SVc0
振り向くと、そこには
五和「自分の臆病な部分から目を背けるのは、勇気じゃないですよ。サーシャちゃん」
239:1[saga]
2011/03/17(木) 16:34:23.15 ID:+kOB7SVc0
五和「すみません、女教皇様」
神裂「いけますか?」
240:1[saga]
2011/03/17(木) 16:35:24.97 ID:+kOB7SVc0
五和「あの時、私もみんなも、なぜあなたのために戦っていたのか…いえ、そもそもみんな、本当にあなたのために戦っていたのでしょうか?」
サーシャ「……」
241:1[saga]
2011/03/17(木) 16:36:57.15 ID:+kOB7SVc0
神裂「邪魔は…させませんよ!!」
神裂とキャーリサが共闘し、五和に当たらない様に全ての閃光を払い落してしまった。
242:1[saga]
2011/03/17(木) 16:38:35.11 ID:+kOB7SVc0
サーシャ「……」
バキン!と、私の手に握られた光の大剣が、ガラスが割れる様にバラバラに崩れる。
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