82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 00:03:59.05 ID:avtM4CGAO
「でも、あの二人は本当は惹かれあってると思う」
「あの二人って朝比奈さんと長門がか?」
今度はハルヒがさっぱり意味の解らないことを言い出した。
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/10(木) 07:59:48.27 ID:yrK/MU31o
おつおつ
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 12:37:14.69 ID:/A2pO/ZH0
乙
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 23:52:23.49 ID:avtM4CGAO
待望の転校生がやってきた。
ハルヒに話した時は冗談のつもりだったが本当にやってきたのならまたもや強引にメンバーに加えてしまおう。
なに今度は男だというから朝比奈さんを見ればホイホイ着いてくるだろう、それでダメなら長門が眼鏡端を指でクイッとなおしながら声をかければいい、SOS団は総員四人のくせに妙に人材は豊富だ。
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 23:55:06.13 ID:avtM4CGAO
――昼休みだ。
ハルヒは宣言した通り9組に転校生の勧誘に行ってしまった。
今日は昨日あんな事があったからハルヒと相当気まずくなる気がしていたが転校生騒ぎのお陰で普通に話す事が出来た。
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 23:57:26.63 ID:avtM4CGAO
「それは聞き捨てならんなぁ? 国木田よ大人しく吐くがよい」
ホレ見ろ、こういうゲスの勘繰りしかできないアホが調子に乗っちまう。
「勘違いするなよ谷口、別に佐々木と俺の間には何もないんだ。最近は全く連絡とってないしな」
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 23:58:51.58 ID:avtM4CGAO
国木田とのコンビネーション口撃で谷口を沈黙させた俺は改めて国木田に会話を再開させる。
「それにしてもどうして急に佐々木のことを思い出したんだ?」
「急にじゃないんだ。この前予備校の統一テストで総合順位を上から見ていたら僕よりかなり早く佐々木さんの名前をみつけたんだ、流石にあの名門高校に通うだけのことはあるよ大部分の教科で僕より優れた成績を残していたよ、そこで少し彼女の進路希望とかが気になったわけさ」
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/11(金) 00:01:09.68 ID:wis7kfEAO
昼休みは終わりハルヒは席に戻ってきた。
成果を聞くまでもなくその表情を見れば結果は歴然、うまくいったようだ。
ハルヒが自分からSOS団のために活動して、それが成功したのだ大変結構なことじゃないか。そう思っても俺は自分のどこかにあるそれが気に入らないという気持ちを否定できないでいた。
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/11(金) 00:02:43.36 ID:wis7kfEAO
「どうしたのだ呆気にとられた顔などして。私が涼宮さんの異常に気付いたのがそんなに意外か?」
そういやそれも意外と言えば意外か、朝倉はクラスメートの中ではわりとハルヒと親しい方だがそれは朝倉が誰とでも話して親しくするタイプだからややクラスで孤立しているハルヒと話す回数が他の人間に比べて多いだけの話だ。格別にハルヒと親しいわけではない。
「なに、わかりやすい話だ。今日の彼女は元気過ぎる。自分から転校生の勧誘に向かい、授業中に手を上げて発表し、君が気付いているかは知らんが普段よりも遥かに積極的に女子グループとも関わっていた」
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/11(金) 00:05:12.92 ID:wis7kfEAO
「前回の髪型事件然り、今回の一件もまた然り。君にとっての何気ない一言が彼女を掻き乱す。しかしそれでも世界に大きな異変がないことからも彼女が如何に自らを抑圧しているのかがうかがえる。やはり消してみるしかないものなのか?」
「なんの話だよ」
「君が解る必要はない、が。どうしても知りたければ長門さんにでも訊いてみろ。そろそろ彼女もその時だと感じているだろう」
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/11(金) 00:06:37.27 ID:wis7kfEAO
朝倉と別れた俺はハルヒの先に部室に行っててという言葉を思い出し、そのまま部室へと向かった。
教室で色々やっていたせいでひょっとしてハルヒより後になってしまったかとも思ったが杞憂だったようで、部室にはいつも通り読者中の長門となにやら大荷物を抱えた朝比奈さんの二人がこれまたいつも通りに一言も口をきかずに待機していた。
「あらキョン君、良いところに来たわね。お茶淹れてちょうだい」
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