過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:37:09.23 ID:KpoO8qEDO

彼女の次第に声色は震え始め、



以下略



303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:37:59.67 ID:KpoO8qEDO


本人さえ信じられないという様子。
彼女はミサカネットワークから『負の感情』を拾いやすいよう脳を調整されているはず。
故に取り付けられていないか、有っても可能性は限り無く低いだろう。
以下略



304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:38:57.47 ID:KpoO8qEDO

番外個体は初めての経験に戸惑うばかりで、そして何故か、一方通行に対する悪意が消えていくような気がした。
震える唇を噛み締め、ゆっくりと口を開ける。


以下略



305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:40:30.69 ID:KpoO8qEDO




「なのに生き延びた。あなたが、治療してくれたから。行き場を失って使い潰されるはずだったミサカを、あなたは活路を見出せと言ってくれた……」
以下略



306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:41:47.53 ID:KpoO8qEDO




「無理矢理ッ、押し付けるような形でミサカの寿命を延ばしたくせして、あなたは勝手に死ぬなんて……絶っ対に許さないからッ!!」
以下略



307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:42:50.48 ID:KpoO8qEDO

一方通行は、愕然とする他無い。
言葉など出るはずがない。
彼は天を仰ぐ。銃口はコメカミ。
嘲笑するように呟く。
以下略



308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:44:11.98 ID:KpoO8qEDO


折角覚悟を決めたのに。
見事粉々に砕かれてしまった。
これでは修復の仕様が無いではないか。
以下略



309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:45:07.04 ID:KpoO8qEDO




(……オマエなら、どう切り抜けるよ)
以下略



310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:46:29.86 ID:KpoO8qEDO




「オマエの言いたい事はよく判った。……でもなァ、それでも俺はオマエに、生きて欲しいンだと、思ってる」
以下略



311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:47:23.11 ID:KpoO8qEDO
もしあの世で再び出会えたら、謝ろう。許される罪ではない。理解している。
それでも謝ろう。電撃を飛ばされようが砂鉄を操られようが、構わない。
この気持ちを忘れたくはない。
一歩でも前へ進める鍵となるから。

以下略



312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/27(日) 08:48:21.78 ID:KpoO8qEDO

そんな彼女の努力も虚しく、一方通行は微笑む。優しい、少年の笑み。
何時か打ち止めが見た、去り際に放った表情と酷似していた。

一方通行は番外個体、そして打ち止めを胸に刻み込み……静かに引き金を引く。
以下略



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