過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2011/03/15(火) 10:59:59.60 ID:Bv5yjycDO
―――神に頼んで願いが叶うなら幾らでも懺悔ぐらいしてやる。
―――己の身と魂が必要ならば悪魔との契約だって構わない。
以下略
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2011/03/15(火) 11:02:18.47 ID:Bv5yjycDO
恐怖を押し殺し、フレンダの胸中へ正拳突きを放つ。
だからこそ、目の前に居る彼女をフレンダと被せるのは筋違い。
自分の精神を狂わすために学園都市が造った偽物。そう思えばまだ戦える。
以下略
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2011/03/15(火) 11:03:37.84 ID:Bv5yjycDO
「!!!!!!」
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2011/03/15(火) 11:05:40.74 ID:Bv5yjycDO
胃液が逆流するのを覚え、一瞬だけ吐き気を催す。
「なにボーっとしてる訳よッ!!」
以下略
498
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2011/03/15(火) 11:06:40.25 ID:Bv5yjycDO
実に白々しいと思う。答えが判っている場合の聞き方だ。
誰の所為かと言えばフレンダかもしれないが、たかが一言二言で心を揺さ振られて、グズグズに決意が崩れた自分の方も問題。
以下略
499
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2011/03/15(火) 11:11:04.29 ID:Bv5yjycDO
頭脳と心臓に設置された爆発物だけを破壊。という手も有るが、遺憾な事に自分の能力はそういう汎用性は皆無。
第一位や第三位の能力であれば、まだ救いの手は差し伸べられたかもしれない。
それでも、容易とはいかないだろう。もしかしたら緊急用に自らの意識を失わせ、気絶させる装置の施しが在る可能性も否めない。
以下略
500
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2011/03/15(火) 11:12:31.47 ID:Bv5yjycDO
それは余りにも残酷で。醜悪で。冷酷で。無惨で。悲劇で。滑稽で。
神は嘲笑って嘲笑って、嘲笑を繰り返す。冷徹な視線を麦野に送っていたのだ。
最終手段として、頭の隅に『自らの死』ぐらいは入れてはおいた。
逃げても駄目。気絶させるのも駄目。ならば自らの命を絶とう、と思案程度には考えていた。
以下略
501
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2011/03/15(火) 11:14:37.99 ID:Bv5yjycDO
結果、彼女は未来永劫助からない。
どんな手段を用いても、フレンダが待ち受ける定めは“死”のみ。
『光』を浴びる事は決して無い。そういう風に学園都市が仕組んだシナリオ。
以下略
502
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2011/03/15(火) 11:18:22.66 ID:Bv5yjycDO
フレンダは純粋に訝しむ。麦野の生気を確実に削り取られ、葛藤のさなかを彷徨っているはずだ。
逃げ道を完全に塞いで戸惑いを隠せないでいる今が、彼女の命を刈り取る絶好のチャンス。
なのに爆弾は一向に爆発を呼び起こさない。寧ろスイッチを押す感触が無かったような気がした。
何故だろう? 理解が全く追い付かない。
以下略
503
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[saga]
2011/03/15(火) 11:23:26.60 ID:Bv5yjycDO
「が……ッ!!!!?」
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