過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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2011/03/15(火) 11:11:04.29 ID:Bv5yjycDO
頭脳と心臓に設置された爆発物だけを破壊。という手も有るが、遺憾な事に自分の能力はそういう汎用性は皆無。
第一位や第三位の能力であれば、まだ救いの手は差し伸べられたかもしれない。
それでも、容易とはいかないだろう。もしかしたら緊急用に自らの意識を失わせ、気絶させる装置の施しが在る可能性も否めない。
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2011/03/15(火) 11:12:31.47 ID:Bv5yjycDO
それは余りにも残酷で。醜悪で。冷酷で。無惨で。悲劇で。滑稽で。
神は嘲笑って嘲笑って、嘲笑を繰り返す。冷徹な視線を麦野に送っていたのだ。
最終手段として、頭の隅に『自らの死』ぐらいは入れてはおいた。
逃げても駄目。気絶させるのも駄目。ならば自らの命を絶とう、と思案程度には考えていた。
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2011/03/15(火) 11:14:37.99 ID:Bv5yjycDO
結果、彼女は未来永劫助からない。
どんな手段を用いても、フレンダが待ち受ける定めは“死”のみ。
『光』を浴びる事は決して無い。そういう風に学園都市が仕組んだシナリオ。
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2011/03/15(火) 11:18:22.66 ID:Bv5yjycDO
フレンダは純粋に訝しむ。麦野の生気を確実に削り取られ、葛藤のさなかを彷徨っているはずだ。
逃げ道を完全に塞いで戸惑いを隠せないでいる今が、彼女の命を刈り取る絶好のチャンス。
なのに爆弾は一向に爆発を呼び起こさない。寧ろスイッチを押す感触が無かったような気がした。
何故だろう? 理解が全く追い付かない。
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2011/03/15(火) 11:23:26.60 ID:Bv5yjycDO
「が……ッ!!!!?」
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2011/03/15(火) 11:25:35.08 ID:Bv5yjycDO
虚ろな瞳。青ざめた顔色。
様子から推測するに、何処か“吹っ切れた”有り様だった。
ゆらりと片手を自分に向け、翳す。途端に光が収縮されていく。
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2011/03/15(火) 11:25:59.93 ID:Bv5yjycDO
……。
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2011/03/15(火) 11:28:27.10 ID:Bv5yjycDO
何秒、何分、何十分、何時間が経過しただろう。
燃え盛っていた火炎も鎮火して無風無音の静寂の中、麦野沈利は何をする訳でもなく、ボーっと無気力に立っていた。
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2011/03/15(火) 11:30:12.59 ID:Bv5yjycDO
「―――麦野」
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2011/03/15(火) 11:33:21.19 ID:Bv5yjycDO
「……幾らでもどうぞ。そして最後には笑って帰りましょう。浜面の下に。
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