過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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654:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 02:53:42.98 ID:XKbl6oTDO
丘をも吹き飛ばす攻撃が竜の眉間に衝突……だが、パキンと幻想殺し独特の音が響き渡る。
攻撃も衝撃も効力も全て失い、虚空に空しく霧散。

竜の勢いは更に増し、ガブリエルとの差は目と鼻の先まで迫っていた。
大天使は咄嗟に氷の剣を現出させて血を払うように、足下の地面を横薙ぐ。
以下略



655:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 02:54:51.37 ID:XKbl6oTDO


猛々しい様子は一変せず、めくり上げた壁を障害ともしない。
まるで漫画の幽霊のように通り抜け、ギラギラと煌めく獣の瞳がガブリエルを射抜く。

以下略



656:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 02:56:57.08 ID:XKbl6oTDO

矢張り地上は危険と感知したのか、ガブリエルが上空へ飛翔する……直後の事。
一瞬にして1000q以上に到達する。故に途中余程の弊害が起きなければ止まらない。

だから、『上条当麻が10メートルを越す壁を利用し、空中で先回りしていた』ぐらいでは飛翔を中断する事は出来ない。
以下略



657:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 02:58:44.26 ID:XKbl6oTDO



「つ、はぁ……はっ、がはっ!」

以下略



658:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:01:10.82 ID:XKbl6oTDO
記憶はしっかりと有る。自分が何をやらかしたか明確に理解。
だが意識は絶無。ほとんど無意識に体が動き、口を蠢かせていた。
無意識である事が一番恐ろしい。
自分外の『有意識』で行動を起こしていたとなると、上条当麻の底には何かが存在するという事。
少なくとも、彼は“そういう”のに心当たりが有る。
以下略



659:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:03:11.93 ID:XKbl6oTDO


ボバッ!!!! と森林の奥で轟音が炸裂した。考えるまでも無い、ガブリエルだ。
大空に高く昇り、夜月と重なる水翼が星のように輝き―――上条当麻に降り注ぐ。
一本の氷の翼が何十にも砕けて『刃の破片』となった幾千の刃は、上条当麻を中心に地面を叩く。
以下略



660:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:04:20.08 ID:XKbl6oTDO
腕が衝撃の重なりで弾かれそうになるが、左手で押さえて何とか防ぐ。
これで右腕は保障されたが、外部からの異能攻撃は右手で防げなくなった。
降り注ぐ『刃の破片』が止まない限り、右手は使えない。

しかし対抗策を練る余地は上条当麻に用意されない。
以下略



661:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:05:23.86 ID:XKbl6oTDO





以下略



662:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:07:19.98 ID:XKbl6oTDO



「……ッッッ!!!!?」

以下略



663:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:09:19.10 ID:XKbl6oTDO
大天使の首から上は、もはや口だけしか残っていない。頭部も眼も鼻も耳も後頭部に流れるラッパ状の布も全て消失。
右腕も顔面の半分以上も無くして尚、ガブリエルは行動に移す。
しかし、身体に係る負担が臨界点を越えているのか、全身にヒビが入り始めていた。


以下略



664:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:10:42.26 ID:XKbl6oTDO



「おおおおおおおおおッ!!」

以下略



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