352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/31(火) 21:00:42.37 ID:nLqdHALGo
どういう事だろう。彼女の言っていることが、わからない。荒れたスレッドを見て喜んだ事に関しては否定せず、
しかしスレッドが荒れている事、それ自体を喜んでいるわけではないと言う。
この時点で私の怒りは急速に冷めていき、代わりに疑問と困惑が私の感情の多くを占め始めていた。
私という人間は同時に二つの強い感情を持つことが出来ない性質なのだ。困惑の感情が怒りに打ち勝ってしまったのだろう。
353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/31(火) 21:01:09.04 ID:nLqdHALGo
「こ、これが、何か?」
私のスレッドと同じ程、否、ひょっとするとそれ以上に荒れたスレッドを眺めつつ、私は阿呆のように首を傾げる。
このスレッドがどうしたというのだろうか。私のスレッドが荒らされて彼女が喜んでいた事と何か関連性があるのだろうか。
354:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/31(火) 21:01:36.44 ID:nLqdHALGo
「あの、そんなに意地悪をしないで教えていただけませんか?このスレッドは一体、何なのです?」
「本当に、仕方のない人ですね」
355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/31(火) 21:02:08.15 ID:nLqdHALGo
「もう、まだわからないのですか?」
独り間抜けな事を考えていた私に対し、とうとう痺れを切らしたらしい彼女が声を上げる。
彼女との付き合いはもう随分長くなるが、どうにも彼女には気の短いところがあるように思える。
356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/31(火) 21:02:40.64 ID:nLqdHALGo
風采が上がらず愚鈍な私と、美しく聡明な彼女。デコボコだ、不釣合いだと良く言われる私達だが、
しかし、私達の立てたスレッドは同じように荒らされている。
彼女はきっと、共通項の少ない私達の間で、数少ないお揃いの部分を見つけ喜んでいるのだろう。
例えそれがネガティブな事柄であったとしても、私とお揃いだ、同じだ、という事が
357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/31(火) 21:03:07.26 ID:nLqdHALGo
「夏の風物詩とは言え、これ程スレッドが荒れるのは珍しいですね」
「えぇ、えぇ、その通りです。全く困ったものですね」
358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/31(火) 21:03:35.05 ID:nLqdHALGo
夏の荒れたスレの裏にはこんな物語がきっとあるのです
359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/31(火) 21:17:45.44 ID:6eFT0Jxho
てことは俺がスレを荒らせば何処かで少女たちが百合百合する可能性が微レ存・・・
よし
360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/31(火) 21:57:15.40 ID:84v3dIeDO
何この無駄な文章力…
361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/31(火) 22:14:12.53 ID:B7tOLNyIO
つまり夏は厨房でバイトしろってことだな
362:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県)[sage]
2012/08/01(水) 09:34:52.55 ID:datYAoBVo
これ百合なのか?
「私」の方は普通に男だと思って読んでたが・・・
あえてどっちとも取れるように書いたとかかな?
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