過去ログ - 一方通行「30人くらいまでは数えてたけどなァ」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:45:10.20 ID:44UTjPSg0
 
(うおお、お、お?お! きやがったァ!!) 
 
何も考えが纏まらぬまま家主がリビングへ到着した 
気まずいまま、彼女の顔がまともに見れない 
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:45:40.36 ID:44UTjPSg0
 
「あんた何光ってるじゃん?」 
 
全身の血流が逆流するかと思った  
実際逆流はしていないが、過去に自分がしたことのほんの序章を垣間見て恐怖する 
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:46:06.25 ID:44UTjPSg0
「ほら」 
 
布巾を奪い取ると付着した部分をゴシゴシ拭き取る 
 
「おいおい、そんな拭き方じゃ濡らした意味ないじゃん 
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:46:36.50 ID:44UTjPSg0
ズボンのシミポイントから視線を少しずらすとそこには黄泉川の胸部の谷間が覗き見えた 
警備員の任務以外では常にジャージを着用している彼女 
ジャージのジッパーは半分開いており、襟口のゆったりしたシャツの隙間から見えるそれ 
緑のジャージという見るものを諦めさせる深い大森林の奥 
抜けた先に待ち構えるアンダーシャツという名の壁 
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:47:08.73 ID:44UTjPSg0
「な、なンでもねェよ……」
 
慌ててごまかす 
黄泉川は何も言葉を発しない 
 
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:47:54.05 ID:44UTjPSg0
豪雪吹き荒れる山から噴出した冷水を、頭から掛けられた感覚が襲う 
 
 
「――っみ、見てねェよ!! バカじゃねーかお前、糞ババァふざけンな!!」  
 
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:48:30.22 ID:44UTjPSg0
 
一拍の間 
  
  
 
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:49:02.87 ID:44UTjPSg0
「ふぅん……、まぁいいじゃんよ」 
 
「だからさっきから何なンですかァ?その癇に障る言い方はァ!! 
 人をガキみたいな扱いしやがって! 殺されたいンですかァ?」 
 
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:49:38.30 ID:44UTjPSg0
「こうしよう、私がお前のことに限らず、今から独り言を言う 
 お前は適当に聞いててくれればいい、なんなら聞き流してもいいじゃん」 
  
「あン? 壁にでも呟いてろよ、バカか?」 
 
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:50:07.05 ID:44UTjPSg0
「さっきも言ったがこれは私の独り言だ 
 ラジオ感覚で聞いてほしいじゃん」 
 
「へいへい…」 
 
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/19(土) 22:50:39.37 ID:44UTjPSg0
黄泉川が泣いている 
言葉が出ない、実質未経験だがそれを決め付けている黄泉川に反論したいが 
ここまで考えていてくれた黄泉川に対して感謝の気持ちもある 
自尊心と謝罪と感謝が鬩ぎ合い沈黙の形になってしまう 
何か言い返さないと、何か言わないと……… 
以下略



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