過去ログ - 上条「美琴、愛してる」【鬱あり】
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148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/12(土) 08:08:30.00 ID:PF5dq5DSO
続きまだかな
149:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/12(土) 13:33:15.06 ID:cLtOXKxSO
「あああああの類人猿めえぇぇぇぇぇぇ!」
風紀委員活動第一七七支部、午後六時。
告白事件より一ヶ月、雑居ビルの一室に、もはや恒例となった叫びが木霊した。
150:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/12(土) 14:00:45.27 ID:cLtOXKxSO
上条当麻と相思相愛となって、御坂美琴はデレた。
以前の美琴を知る者が、思わず眼を背けてしまう程デレた。
その一方で、上条当麻は奥手だった。
半ば押し切られたという経緯もあるが、主観としてモテ慣れていない男の悲しさである。
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/12(土) 23:46:57.44 ID:792XEMvp0
お、ご無事でなにより
152:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/14(月) 03:59:19.29 ID:lnrjtwnSO
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黒子が発作を起こしていた頃。
第七学区にある、とある学生寮の一室。
さして広くも無い部屋に、五人の少年が集まっている。
153:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/14(月) 04:25:58.84 ID:lnrjtwnSO
彼らは能力者だった。
レベル0が二人、レベル1が一人、レベル2が二人。
ある少年は、スキルアウトになった。
ある少年は、優秀な兄と比較される毎日にうんざりしていた。
ある少年は、得た能力の偏りを理由に苛められていた。
154:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/14(月) 04:57:45.35 ID:lnrjtwnSO
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日曜日。
ランチタイムのピークを過ぎたファミレスJoseph'sは、比較的空いていた。
155:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/14(月) 05:15:27.16 ID:lnrjtwnSO
当麻に言わせれば、繋いだ手を離したり、
まして対面に座ったりすると美琴が涙目になるから、
という言い訳はあるのだが、端から見ればどこから見てもバカップルの類いである。
まあ、ファミレスという公衆の前でなければ当麻もノリノリなので、強くも言えない。
もともと尻に敷かれる質の上条当麻である。
156:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/14(月) 13:22:07.30 ID:lnrjtwnSO
そのグループが店に入って来たとき、二人が顔を向けたのは全くの無意識だった。
或いは、幾つかの修羅場を潜り抜けて来た人間に特有の、予感めいたものを感じたのか。
当麻と美琴が顔を上げた正面に、五人の少年が見えた。
ライダースを着込んだ少年と、学生服の四人。
157:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/14(月) 13:32:54.13 ID:lnrjtwnSO
学生服の一人が拳銃をウェイトレスに向ける前に、
美琴の右手は少年たちに向けられていた。
一瞬の後には、美琴の電撃が武装した少年たちを薙ぎ払っていただろう。
瞬間的なストレスに、すがるものを探した美琴の左手が、当麻の右手を握ってさえいなければ。
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